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ネガティブな事実を「ネガティブな発信」としちゃうか「ポジティブな発信」に変貌させるか...みたいな

「ネガティブな発信ってあんまり見たくないけど、西村さんの発信は例えネガティブ寄りの話題でも全然ネガティブに感じない」

…的な感じのことを前に後輩サンに言われた事があって、その言葉をふと思い返しながら脳内掘り下げの時間が始まったので(趣味の時間です)、最近告知めいた内容ばっかりだったから久々にそっち路線の記事を書いてみます。
(久々に通好みな内容になりそうです)

そんな話を書くに際して、ポジティブ並びにネガティブの棲み分けは「どちらでもない」的な部分を一旦無しにして「強いて言うなら」とか「どちらかというと」というふわっとした基準も含めて必ずどちらかに振るという前提で考えてみたいと思います。

「別にポジティブでもないけどネガティブでもなくない?その話は」っていう真ん中を持ち出しちゃうとちょっと話がややこしくなるので、一般的にそれはネガティブの部類だよねっていうやんわりした価値観でひとつ。

で、まず「ネガティブな発信」ってやつですが、“発信”という事で分かりやすく何かしらの表現者の立場で考えてみたいと思います。
というかミュージシャンが分かりやすいですね。ミュージシャンで。

例え話として(本当にただの例えです)、100枚くらいサクッと売れると見込んでいた物販CDが50枚しか売れなかったという事象があったとして。

まずこの“100枚見込んでたのに50枚の売れにとどまった”という部分だけを純粋に切り取ったら、それはネガティブ寄りな話かと思います。
(あくまでその部分だけを抽出した場合)

ただ「100枚見込みで50枚しか売れなかった」という事実を公表すること自体は全くネガティブな発信だとは思いません。

事実を淡々と述べるのとネガティブな発信は全然まるっきり話が変わってくるので。

そこは、事実ベースで淡々と綴り続けた僕の避難所発信が果たしてネガティブな発信だったか?という部分で説得力を発揮したいと思います。


じゃあこれを「ネガティブな発信」として模倣してみると…

100枚くらい売れると思ってたCDが50枚しか売れなかった…
人気ないな。だめだ。悲しい。

こんな感じでしょうか。

自分で勝手に模倣しといてちょっと恥ずかしいんですが、なかなかどうしてけっこうこういうテイストの発信は見受けられる世界でもありまして。

それに対して(コア)ファンの方は優しい言葉をかけてくれるだろうし、同志みたいな人たちは励ましてくれたりするだろうし、反面「半分しか売れなかったとかわざわざ書かんでいいやん」と思う人も一定数居るでしょう。
(何を書くも何を思うも自由というのは大前提ですが)


次に、ちょっとだけマイルドネガティブVer.を模倣してみます。

100枚売るつもりで持っていったCDの売れが50枚だった。
悔しい。でも逆に言えば50人の方が手に取ってくれたって事だよね。
うん、そう思えばちょっと元気が出てきた。

こんな感じですかね。先ほどのより幾ばくか前向き感はあるんですが、でもなんかやっぱりネガティブ発信寄りな気がせんでもないです。
(さっきから何基準なのか分かりませんけど)

ただ、先ほどと同じように言える事として ”(コア)ファンの方は優しい言葉をかけてくれるだろうし、同志みたいな人たちは励ましてくれたりするだろうし、反面「わざわざ書かんでいいやん」と思う人も一定数居るでしょう” には当てはまりそうな気配という部分かもしれません。

まだまだ模倣しようと思えばいろんなテイストで書き連ねる事は可能なんですが、そこを連発するのはなかなか悪趣味な気もするのでちょっと置いといて「事実ベースなんだけどネガティブな発信」という意味は分かっていただけたかと思います。

そのうえで冒頭の「西村さんの発信はネガティブに感じない」に繋げてみたいのですが…

僕が仮に100枚見込みで持っていったものが50枚しか売れなかったら、堂々とその事実は発信させてもらうと思います(ネタとして最高なので)。

もっと言うと100枚見込みで100枚綺麗に売れたとしても、想定以上に(200枚とか)売れたとしても、50枚売れにとどまったとしても、まったく同じテイストで発信すると思います。

じゃあ僕が仮に50枚売れでとどまったとしたらどんな発信をするだろうなぁ…と自分を模倣してみた結果。


昨日の物販に並べたCDは100枚くらいは普通に売れてくれるだろうと思っていましたが、蓋を開けてみればその半分の50枚という結果でした。

まず、手に取っていただいた方には心からの感謝を申し上げます。

その上で…なぜ自分の見込みと結果にここまでのギャップが生まれたのかという部分はちゃんと掘り下げておかないとこの結果の恩恵を無駄にしてしまうので、ここは無視せずちゃんと向き合いましょう。

まず、そもそも見込み設定が今の自分の身の丈に合っていたのか?という部分。

もしかしたら…そもそも今の自分の実力(存在感やクオリティー全て含めて)を存分に発揮して動かせる数字が50枚だったのではないかという仮説。

だったらば50枚売れという結果は今の自分が出せる満点なので、今回の結果はむしろ誇るべき数字となる。目測を誤っただけで。

逆に、本来100枚くらいは売れるポテンシャルを持っているにも関わらず50枚で終わってしまったという仮説の場合だと、当日を迎えるまでの導線は完璧だったんだけど当日のパフォーマンスに要因があったのか…

それともそれまでの発信部分の熱量、いかにそのCDをその日にたくさん届けたいのかって部分が伝わり切ってなかったんじゃないかっていう、外側の要因なのか…ここもひとつひとつしっかり精査する必要はありそう。

自分を見誤っているという部分のエラーなのか、それともプロセスの中で沸騰させきれなかったのか、はたまた沸騰させたうえで当日の茹で加減をミスったのか…このあたりは手に取らなかった方のフィードバックも含めていろいろ掘り下げがいがありそうです。

なんにせよ…

「もうわかったわかった」みたいな声が聞こえてきたのでとりあえずこれくらいでストップしますが、まあこれが「ネガティブな発信」と捉えられることは無いかと思います。

逆にこれを「ネガティブな発信」と思っちゃう人とはちょっと仲良くなれそうにありません。すいません。

でも事実だけで言うと全部「100枚売れ見込みが50枚売れでフィニッシュ」というポジかネガかで言ったらネガのほうの事実ベースでの発信でありまして…

結論。

事実をただ並べて嘆いたり感想をお述べになるよりも、その事実をおもしろがって(インタレスティングがって)めちゃくちゃ掘り下げたらなんか結果的に全部ポジティブな発信になりまっせ〜

と思うわけであります。

あと「そんなことわざわざ書かなくていい」という気持ちのもう一手先として、その事実をオイシイと咀嚼したうえでどう調理して発信するかって部分を考えたほうが、長い目で見てプラスになるんじゃないかなぁとも思うわけであります。僕はね。

同情票を集めたいっていう狙いの人にはまったく参考にならない話ですが。

そんな感じです。
ちょっと最近ご無沙汰だった掘り下げ、噛み砕き回でした。

以上です。



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