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影の部分

昨今の情勢で家にいる時間が増えた芸人は新しい趣味や特技を始め、SNSやネット上での活動が活発になってきている。

noteを始めた芸人も少なくはない。

みんな面白いエピソードや近況報告、短編小説などを創作して文字という表現で観る人を楽しませている。

ただ僕は文才も無いし一つの文章を書くにも、また書き始めるのにもなかなか時間がかかってしまう。

いわゆるネタ台本も書くのは苦手で、頭の中では「これはオモシロイぞ」と思っても文章に起こすとただの「!」が異様に多いポエムになってしまうのだ。

自分が面白いと思ったことがいざ文字になると途端に何が面白いのかわからなくなるこの切なさ、どうか心中察していただきたい。


ならば逆に考えた。

面白いことが書けないなら、自分が面白いと思わないことを書こうと。

この面白くないこととは僕が感じた怒り・嫉妬・偏見などの負の感情の事である。

僕は普段やっている「ロマンティック」な芸風的に悪口や毒舌や下ネタは求められない、むしろやってはいけないようなタイプの芸人だ。

話の内容だけでなくごくまれに「おーい!」と大声でツッコむだけで共演者もお客さんも「普段おとなしいクラスメイトが突然切れた」かのような心配そうな目で見られてしまう。

しかし僕も人間、腹が立つこともあればそれはどうかな?と首をかしげることもある。

なのでここでは主に僕が笑いに昇華できなかった負の感情をつらつらと書いていこうと思う。

そのため僕に聖人君主や少女漫画の王子様のような幻想を抱いている稀有な方々はどうかこの先の投稿は読まないでいただきたい。


もちろんネガティブなことばかりではなく自分が素直に思ったことをそのまま文章にしていければと思っている。

そんな僕のありのままの「西村ヒロチョ」を読んで少しでもみなさんの暇がつぶせるのなら何よりである。


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