公務員が退職する話②
前回、決意を込めて①を投稿いたしましたが、まだまだ思い悩んではおります。しかし、もやもやしていると全てが後手に回っていくので、「迷ったら行動する」ことを肝に銘じ遂に職場へ退職の意向を伝えてきましたので、そのことについて書きたいと思います。
誰に辞意を伝えるか
私の勤め先は部長制ということで、出向している自分は総務部長付けとなっており本来は総務部長に辞意をお伝えすることになります。
しかし、いきなりそこまでの度胸が無かったので、総務部長の下の庶務課長の下の庶務係長へジャブ的に話をしてきました。
小さな自治体なので職員もほとんどが知っている状況ですが、現在の庶務係長は元々仲が良く、飲みに行ったりすることもありましたので電話にてまずは要件を伝えたところ、「ちょっとこれから本庁舎に来れるか」と呼び出し。
ちょうど時間も空いていたことと直の上司も留守にしていたことから直ぐに会うことができ、1時間近く話をさせてもらいました。
庶務係長との面談内容
内容としては、立場上遺留があったものの、「俺個人としては正直うらやましい」ということと、唯一引っかかっていた人事面で市役所、出向先に迷惑がかかるという点について「こっちの話だからお前は全く気にしなくていい」というお言葉をいただきました。泣きそう。
慰留としては「今の職場がいけないのであれば、出向を辞めて戻ればいてくれるのか」「どこか行きたい職場はないか」などが主でした。現在の出向先は正直最悪なのでそれが退職の理由の一部というかとどめという感じではあるのですが、このまま自治体職員として定年までいてもその後の人生で困ってしまうため、70歳80歳になっても働けるように今から経験をしていきたいというのが主な理由なので部署が変わればということではないということをお伝えしました。
その後は主にお互いの愚痴や状況などについて話をしたり、本年度からの定年延長により退職者が今のところ私だけとなりそうで、どうする~といった話をしてきました。
個室で話をしていたのですが、途中で総務部長が空いていれば話をしようということで呼びに行ってくださり、結局忙しく個室には来られなかったものの、私の退職については認知していたいただいたということで、また後日時間をとっていただくこととしました。
まさかの庶務課長との面談
なんと同日の夜に庶務課長から電話が来て、私の自宅まで訪ねてくださいました。そしてそのまま飲みに行くことに!
庶務係長の話を聞き、総務部長と相談し部長から「話を聞いてきてくれ」ということでわざわざ来てくださったようでした。
結局23時過ぎまで話をし、やはり立場上の慰留はあったものの「俺だって何度も退職をかんがえたなぁ」とかやはりお互いの愚痴がメインでした。
庶務課長は私が新人で入った時の直の上司で、それからはやや疎遠になっていたもののよく気にかけていただいている恩人でした。
あとは走りながら考える
とにもかくにも、残るは総務部長で「辞めるのやめた」ができなくはないのですが、退路は事実上断ちました。
正直未だに「本当に大丈夫か」とは思います。不安もたくさんあります。この1歩が出せるかどうかが恐らく分かれ目で、辞めたいけど言うのが嫌だからと足踏みしている方や辞めるのやめる方も多いのではと思います。
後は出向先の上司に言わなければ・・・こっちの方が精神的にはきついですが、もう後戻りもできないので腹は括ります(これから後期に向けての面談もあるので)
今回でようやく公に辞める意向が伝わったわけで、自分の中でもスイッチが切り替わったような気がします。
これまでも本気のつもりでしたが、より4月以降のことについて考えるようにもなりました。
でも今はそれ以上に、実感として辞めるんだということが頭の中にありお世話になった方の顔が思い浮かんだりしてちょっと泣きそうになりました。
自分で言うのもなんですが、結構期待をしてもらっていたとも思います。(それもあって出向していたのにやめて本当に申し訳ない)
長々ダラダラと乱文申し訳ありませんが、本当の1歩を踏み出したばかりの正直な気持ちです。
そして、当たり前ですが自分が動けば何かが変わる、ということを新ためて実感しました。動かなければなにも変わらない!
そしてもう動いちゃったので、あとは進みながら考えていきます。
また今後の動向についても更新していきたいと思います。
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