投資の基本原則は、「長期・分散・積立」〜『これからの投資の思考法』を読んで〜
言いたいことは一つだけ。投資で山を張るな!!
価値が上がる資産を特定するとか、資産売買の最高のタイミングを見極めるとか、プロの投資家でもできないくらいなので、素人だとなおさらムリです。
なので、投資の基本原則は、「長期・分散・積立」です。
投資の基本原則は、「長期・分散・積立」
その1)長期
なぜ長期投資か?世界経済が中長期的に成長し続けているからです。
金融危機によって一時的に資産価値が下がっても、10年以上の長期間では、トータルでプラスになっています。
逆に、短期投資だとどうなるか?投資した翌日に大暴落する恐れがあります。高く売れる時期や安く買える時期とか、プロの投資家でもわからないものです。
その2)分散
なぜ分散投資か?投資先を複数に分散させたほうが、リスクを減らして安定的に資産運用ができるからです。
リーマンショック当時、株式市場は大暴落していましたが、米国債や金の価格は上昇していました。一つの相場が下がっても、別の相場が上がっていたら、ダメージが少なくて済むのです。
逆に、集中投資だとどうなるか?投資先が大暴落する恐れがあります。どの相場が成長するかなんて、プロの投資家でもわからないんです。
その3)積立
なぜ積立投資か?毎月一定金額をコツコツ積み立てていけば、為替リスクを軽減できるからです。
上図によると、円高は海外資産に割安で投資できるチャンスです。一方、円安時は、割高で投資することになります。
逆に、一括投資だとどうなるか?円高時だとまずいです。円安時と同じものを買うのにより高い値段がかかるから。いつ円高になるかや、いつ円安になるかとか、プロの投資家にもわかりません。