錦山まる | メンヘラマッスル女装作家

メンタルヘルスの情報発信をしている元プロマンガ家/Voicyパーソナリティ 著書『マ…

錦山まる | メンヘラマッスル女装作家

メンタルヘルスの情報発信をしている元プロマンガ家/Voicyパーソナリティ 著書『マンガでわかるうつ病のリアル』 →https://amzn.to/2KZNn3q

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Voicy#3『無理して人間関係を作らなきゃダメ?』

Voicy『まる姉様の楽に聞けて元気になれるラジオ』のテキスト版大公開♪文章がお好きな方はぜひこちらもお楽しみください。 ラジオURLはこちら↓ https://r.voicy.jp/v2mv3DWk9rG 今日のお話は「無理して人間関係を作らなきゃダメ?」。 お便りコーナーから、お便りをいただきました。 『うつ病になった時、知人に「遺書に名前書いたりするのはやめてやー」と言われ、長年「仲間」「友達」と思っていた人はただの「顔見知り」でしかなかった事に気づきました。

    • Voicy#2 うつ病と闘い「死にたい」と思っているあなたへ

      Voicy『まる姉様の楽に聞けて元気になれるラジオ』の文章版大公開♪文章がお好きな方はぜひこちらもお楽しみください。 ラジオURLはこちら↓ https://r.voicy.jp/v2mv3DWk9rG Voicy#2「うつ病と闘い「死にたい」と思っているあなたへ」。 うつ病の治療ってどんな感じなのか。ザックリ言うと「通院して、薬飲んで、休む」みたいな感じでしょうか。 そう聞くと楽そうに聞こえます。 けど、くも膜下出血も二日酔いも、一言にすれば「頭が割れるように痛

      • Voicy#1 はじめましての自己紹介

        Voicy『まる姉様の楽に聞けて元気になれるラジオ』の文章版大公開♪文章がお好きな方はぜひこちらもお楽しみください。 ラジオURLはこちら↓ https://r.voicy.jp/v2mv3DWk9rG Voicy#1「はじめましての自己紹介」 はじめまして。 今日は第1回目の放送ということで、まる姉様こと、錦山まるの自己紹介をしていきたいと思います。 僕はSNSを中心にメンタルヘルスの情報発信を7年ほど続けております。有り難いことに、発信が反響をいただき、今では「メ

        • 目と、やりたいことと

          目が壊れてスマホやパソコンの光、日光や照明など、あらゆる光を受け付けなくなった。光を浴びると目が痛くなって、ダメージが最悪レベルにまで蓄積すると1日中ほとんど目を開けられなくなってしまう。 出来ることが日に日に減っている。いや、やっぱり出来ないんだと思い知らされる、と言ったほうがニュアンスが近いのかもしれない。 日々『あれダメこれダメ』ばかりを叩き付けられるのは流石にしんどい。「これなら何とかなるかもしれない」と思ったことが「これもダメなのか」に変わる瞬間の気分は、文字通

        Voicy#3『無理して人間関係を作らなきゃダメ?』

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        • Twitterでは言えない話
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          リハビリ兼近況報告

          自粛ムードがだんだん冷めてきたが、まん延防止や緊急事態宣言が出たことでまた街が静かになった気がする。飲食店が早めに閉まり酒の提供も出来ないとなればこうなるのは当然かもしれない。 周りにGWの予定を聞いたときも「友達と約束はしてるけど何するか決まってない」みたいな答えばかり返ってくる。遊びたくても外に娯楽がないからどうにもならない。変な意味で思い出に残るGWになるだろうな。ワクチンが広まり「去年のGWは何もできなかったよねw」なんて笑い話になることを願う。 前置きはこれくら

          自分を知る方法

          「自分の手を紙に描いてください。」と言われたらあなたはどうやって描くだろう? 多分利き手でペンを持ち、反対の手を眺めながら紙に手を描いていくだろう。けど他にも方法はある。利き手と反対の手を紙に置き、その手をペンでなぞるという方法だ。 どちらが優れた方法か、という話じゃない。どちらも正しい方法だ。 何が言いたいかを話す前に、脇道にそれる。 「あなたは自分を知っていますか?」と聞かれたら、あなたはどう思うだろう?何が好き?何が嫌い?何がしたい?どうなりたい?何を得たい?何

          身の丈以上の生活

          あなたはボロアパートとタワーマンションのどっちに暮らしたいと思う? こんな質問をすればほとんどの人から「タワマンに決まってるでしょ」という答えが返ってくるだろう。そりゃそうだ。台風でミシミシする家と「ホテルか!」とツッコミを入れたくなるようなきらびやかな家なら、そりゃ多くの人が後者が良いと言う。さすがにそれは僕でも理解できる。 ただ、じゃあ錦山まるはどっちが良いんだと聞かれたら迷わず「ボロアパート」と答える。理由は一つ。タワマンに住んだってどうせ持て余すに決まってるからだ

          発信をやめるとき

          志望校に受かりたいから勉強する。大会で勝ちたいから練習する。デートで可愛いって思って欲しいから精一杯オシャレする… 行動には目的がセットになっている。「ゲームが好きだからゲームやる」みたいに行動それ自体を楽しんでいる人もいるが、それは「楽しい」を享受するという目的がある。行動には必ず目的がある。その目的を見失うと、「最初は好きな写真を自己満足でアップしてただけなのに、いつの間にかいいね欲しさに映えばかり意識して新たなストレス源になっている」みたいになるんだと思う。 僕はT

          自己分析と生きやすさ

          うつ病になって良かったなんて0.1秒たりとも思ったことはない。「なって良かった」と語る人を見るといまだに不信感を抱くし、周りが右と言っているのを見て左だと言い異端を気取るタイプを見ているような目で見てしまう。 けど、なって良かったこと、なったからこそ得られたことはある。 うつ病になる前はイヤなこともムリなことも我慢して何とかこなせていたし、自分では平気なつもりだったがだんだんイヤになり「あ、これ苦手なんだわ」と気づくのにそれなりの時間がかかるなんてこともあった。でもうつ病

          羨ましいステータスを持った全く羨ましくない人たち

          「僕の幸せって何なんだろう?」と考えるようになったきっかけがいくつかあった。世間がどうとか周りの人がどうとか関係なく、自分は何に幸せを感じるのだろう?と。 その人たちはきっと日本人の大半が羨ましがるようなステータスを持っていた。僕もその人たちを最初は「羨ましい」と思ったし、今は覚えていないがもしかしたら軽く僻んだ瞬間さえあったかもしれない。 ただ、その人たちを知るほど失礼ながら「こうはなりたくない」と思ってしまった。僕が自分の幸せを探すきっかけになったその人たちの話をして

          羨ましいステータスを持った全く羨ましくない人たち

          まる姉様の美容備忘録

          まる姉様は美しくなければならない。なぜならまる姉様だからだ。 女装を始めて10ヶ月経ち(2020年8月現在)、僕の理想の女を目指して美容の勉強をしてきて思ったことがある。 「結局何をすればいいの???」 美容で強い発信力を持っている人はたくさんいるし人気の美容本もたくさんある。どれを見ても何となく説得力があるし、とりあえず自分に合うか試してみたくもなる。けど恐らく似たような考えで買って試してみて、お金や健康や時間をムダに消耗する例はあとを断たない。毎年出てくる謎のダイエ

          他人ウケより自分ウケ

          僕はずっと『他人ウケより自分ウケ』を意識している。具体的に何が他人よりも自分のウケを大切にしているのか。それは見た目だったり能力だったり日常の過ごし方だったりと細かく上げれば色々あるが、一言にすると『生き方』だ。 僕のメイクは女装のセオリーからすると完全にNGだし、僕が女装のために作っている体も完全にNGだ。そのせいか女装の先輩からめんどくさい口出しをされることもあるが聞く気はない。僕は女装して他人に褒められたいのではないしフツーの女のコみたいになりたいわけでもない。僕は『

          根源的な欲求

          「何でそれをやるの?」「何でそうしたいの?」「そんなことして何になるの?」…こんな質問をされたときにどう答えるだろう?何について聞かれたかにもよるが、多分ほとんどの人は困るんじゃないだろうか? こういう単純な質問ほど意外とパッと答えられない。多分「何でって……欲しかったから(したかったから)だけど…」みたいに答えると思う。ではハッキリ答えられないのは良くないのだろうか、というと僕はそうは思わない。むしろハキハキと「こうこうこうでこうだからです!」みたいにアレコレ理路整然と理

          うつ病が治らない人は治った人より努力が足りないのか。

          僕は重度のうつ病と診断され5年半で完全寛解した(≒治った)。5年半を長いと思うか短いと思うかは人によるだろうが、少なくとも治療中の僕にとってはいつまで続くのか道が合ってるのかすら分からない真っ黒なトンネルをただ出口が見つかる可能性だけを信じて進んでいるような、無限を感じさせるには十分すぎる地獄のような時間だった。 とにかく僕には長かった。だが僕より治療期間が長かった人はたくさんいる。僕以上に長い間治療をしても残念ながらまだ闘病中だという人はたくさんいるだろう。 では治療期

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          うつ病が治らない人は治った人より努力が足りないのか。

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          美容について思ったこと

          どんなことにも言えるが、早く効果を出したくてつい画期的な方法を探してしまうときがある。だが王道なんかない。答えはいつもシンプルだ。自戒を込めて文章にして、たまに読み返そうと思う。 去年から美容に関心を持つようになりたくさんの美容系ツイッタラーやYouTuberや雑誌のコーナーを色々見た。 そして「お、これ良さそうじゃん」と思ったものをドンドン試してみた。マッサージやストレッチや顔面筋トレやウォーターピーリングなどを毎日のスキンケアに加えていくのはそれなりに楽しかったと思う

          僕を救った1人の英雄

          僕は子供の頃からの夢だったマンガ家になるために15歳からマンガを描き始め19歳で上京した。僕なりに必死に努力をし、21歳で念願のプロデビューを果たした。そしてマンガ家として活躍するために今まで以上に努力をしたのだが…その努力の仕方は明らかに無茶苦茶で数年後には重度のうつ病になってしまった。 では何でそんな無茶な努力をしたのだろうか? マンガ家になるまでは漠然と「マンガ家になりたいから!」だったが、なった後はと言えばこれまた漠然と「単行本をいっぱい出してヒットしてアニメ化も