就活後から始まる鬱
私は都内に住む大学生、いや元大学生といったほうが正しいだろうか、明後日には社会の歯車となって働く日々を控えるなんでもない人物だ。
ふと、社会人となる前の自分に区切りを付けたくて筆をしたためいる次第である。
このようなことから始まる文章は、あまり気持ちのいいものではないかもしれないが、私は鬱である。
鬱となったのは大学四年生の秋、就職先も決まり、安定した人生を送ることができると周りからも評価されたその時であった。
自分でも今となっては不思議に思うが、なぜ仕事もあり、生活も安定し