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バッグを変えたら腰痛が消えた「専門」の凄み、これもデザイン思考。専門が好きな理由です。
タイトル画像:モンベルの店先、巨大な熊のぬいぐるみの写真
勤め人時代に、毎日電車に詰め込まれて、痴漢冤罪の恐怖におびえながら両手を開けるために、リュックを使ってました。
ミリタリー系のメーカーのおしゃれなヤツ。
ところが
毎日毎日の通勤で、約1時間立っていると、毎日腰痛に悩まされていました。
しかしある日、ぴたりとおさまったのです。
バッグは年々重くなっていく
デスクトップPCが会社にあって、通勤時には手帳があればいい、という時代から、今はだんだん重くなっている印象です。
・ノートPCを持ち歩き(フリーランスなんで余計に)
・モバイル機器のバッテリー
・水の持ち歩き
・ノートPCの電源
さらに心配性なので、だいたいいつも折り畳み傘や、カロリー高めの携帯食なども加わり、さらに腰に負担をかけてくれます。
ビジネス3Wayバッグというスタンダードに隠れた落とし穴
手持ち、ショルダー、リュック型、と使い分けられる、少々容量の大きいビジネスバッグは本当に色々あります。
自分が使ってたのもこのタイプ。
まさに使い分けられて便利。さらにカジュアルすぎないから、偉い人の前にも持っていけます。
しかし!
肩にかける両方のベルト。これが問題だったのです。
腰痛の原因を考えるときにはすぐにみてなかったのですが、言ってみれば「普通のベルト」です。特に弱そうということもなく。
しかし、別に持ってるモンベルのリュックの肩掛けベルトを見ると、相当構造が違う。厚み、角度、形状全て。
ビジネスバッグの方は、バッグとしてのデザインに収まる範囲で、スッキリまっすぐ。
すぐさま中身を入れ替えた
多少ビジネスの現場には無骨ですが、まずは入れ替え。いつの間にかこんなもの入ってるの、的な断捨離もついでにしながら。
そして驚きの効果が!この辺ショッピングチャンネル風!
その日から、立ってるときに出てきた腰の痛みが無くなった!
これには驚き。
デザイン思考的に考えれば
ビジネスバッグは、
・ビジネス現場で通用する存在
からの設計。
アウトドアリュックは、
・山の現場で行動するときに使う
ということからの設計。
どちらも正解だと思います。ビジネスバッグも水準が低い訳ではありません。私が荷物を入れ過ぎ、という問題。
しかし、現実的に持ち歩く荷物の分量まで考えれば、この選択が間違ってたわけです。
業務用、専業、の強み
山用品を人間の体の構造を考えながら設計をするには、人間工学、力学、環境を知ってること、経験があること、など、数々のビジネス現場にはないスキルが要求されます。
それだけに、出てくるものが当たり前のように、体の負担を低くするものになる。
いわゆる業務用、という世界もこの考え方です。
デザイン的には「デザイン専業」にはもちろんかないません。
要するに、得意技の違い。
自分は業務用好き
昔から、スペック好きなので、自然に選ぶものもプロユース、業務用好きです。
また、今業務で付き合う機械たちは、もちろんその業界でプロたちが使うもの。
初期費もメンテも高いこともありますが、事故が起こらない、というのが最大の強みです。
この領域こそ、ある種のデザイン思考の現場です。
まずは何をさせたいか。そこから遡っての設計。
現在構築中のIOTがらみのサービスも
現在立ち上げ中のサービス。
こちらも考え方はデザイン思考です。
ユーザーに何をしてもらうのか。
この最終形を先に描いて、そこから必要な流れを作りました。
プロダクト製造じゃなくてもこの考え方は有効です。
また、形のあるものでなくても、応用は効きます。教育、役所の並ばせ方、メニュー作る、など。
事業の方ももうちょっと!頑張ります。デザイン思考で。
追加:アウトドアメーカーのビジネスバッグ買えばいいじゃん。
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