第3使徒「サキエル襲来!」…サキイカみたいに言われても…
そのままいつも使ってる合成で読ませると、
↓サ ↑キ ↓エ ↓ル
になるんです。サキイカ、みたいです。
…日本語のルールが元
音声合成の超簡単原理、でも説明しましたが、「あ」「い」「う」と1文字ずつ録音して、文の形に並べれば、それもシンプルな音声合成。
今このnoteで聴いてもらってるのもそれの高級なやつです。
↑こちらで簡単に仕組みについて解説しています。
辞書にない場合は、文字数、カタカナ
簡単音声合成を高級にするやり方は色々ありますが、イントネーションを自動的に作る、ということで喋りになっていきます。
当たり前のように今の合成エンジンはこの機能を使ってます。
このイントネーション、単語ごとに辞書を持って、それに合わせることをしてますが、ない場合は?
日本語の一般的ルールに当てはめます。
例えば、文法でここが固有名詞だ、と分析したらその場所にあるひらがな4文字なら、2番目を高めにする、など。
しかもそれが2文字+2文字なら、さらにその前半が動詞なら、形容詞なら、と組み合わせでも違ってきます。
これを分析してルール化されたものが自動適用される仕組み。
修正はできます
例外や慣例があるので、このルールに当てはまらないものもあります。
自動的には直せないものは、手で修正もできます。
そんな実例を音声合成でやってみました。
自動でできれば
コストは大事。手の修正はそのままコストアップです。
たくさんの修正事例を自動で集めてデータベースを更新する仕組みなどがあれば、この問題も解決していくかな、と思います。
これは使い手が増えれば環境がよくなっていくところ。
そんなわけで、小説版エヴァンゲリオンをそのまま読ませると、いきなり酒のつまみみたいな使徒が登場することになる訳で、まだまだ合成の向上の余地はありますね。
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