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むしろ対面授業で戸惑っています

タイトル画像:粘土でできた動物たちが向かい合って話してる感じの写真

久しぶりの対面講義。およそ1年ぶりの学生に対して、しゃべってました。

それまでリモート講義ばかりで、久々の対面でいくつかあれっ?て思うことが。

つまり、リモートも便利じゃないか、という話です。

それまでリモート

去年の前期はハイブリッド。時間によって対面だったりリモートだったり。

今年の前期はオールリモート。一度も直接学生の顔を見ることなく終わりました。

そして今。後期から半分対面、半分リモート。

こっちはまあなんとかやっていきますけど、振り回される学生は大変だな〜、と。

もちろん若者の対応力でなんとか乗り切ってるようです。

波に乗り切れないのはこちらの方かも、と今回実感しました。

対面で戸惑ったこと1…学生の名前問題

リモートの場合、画面上に顔と一緒に名前が出てくる。呼びかけしやすいです。当てる方も当てられる方も割と繋がった感を感じやすい。

対面でさっそく困りました。当てて意見を言ってもらう時、名前で呼べないのです。お初の学生が百人単位で出てきたら分かりませんって。

裏返して言えば、

・リモートは名前が分かるぞ

です。

対面で戸惑ったこと2…表情問題

リモートの画面にはみんな同じような大きさで顔が見えます。

こちらの進行で分かりやすくうなずいたり、首をかしげてくれると、次の説明もしやすい。

これが対面だと結構広い教室に間隔を空けて座られて、遠い学生の反応や顔が見にくい。

若干眠そうな連中もいたかもしれません。

これも言い換えれば

・リモートだと表情がわかりやすい

ということになります。

対面で戸惑ったこと3…意見を拾いにくい問題

リモート講義の際、自分で名付けた「チャットでドン!」は参加者全員の意見を拾える秀逸な方法。

簡単な課題に対して、意見をチャットに「セットして」もらう。ポイントはまだ送信しないこと。

そして、全員がセットし終わったところで、一斉に送信してもらいます。

すると、引っ込み思案な学生も、自分の意見を表明できます。

対面の場合、当てる、手を挙げてもらう、などで意見をもらいますが、1の問題もあり、名前も呼べず、当てられると声が小さくなる子もいて、何か罰ゲーム的な感じになってしまうのです。

これも利点で書いてみれば、

・リモートは全員から意見を取りやすい

ですね。

対面で戸惑ったこと4 くしゃみが大音量

エリにマイクを付けてしゃべってましたが、くしゃみをする時にちょいと下を向いたらマイクに口が近づいた形。そこでくしゃみをしたら教室中に大音量です。

リモートなら、マイクをオフにして色々と逃げられます。

利点として書くなら

・リモートなら突然のくしゃみもマイクOFF

ですね。他のこともOKです。

もちろん対面のいいことも

当たり前ですが良いことも。

終わってから質問しに来てくれる

講義中にしてくれてもいいのに。でも、その場にいるから、時間を開けずに質問できる良さはあります。しかも、そこから話が膨らんでも面白い。

全身が見える

リモートだと顔だけ。でも、全身が見える対面なら、そろそろダレて来たな、とか眠そうだな、などが見えやすい。

これで話の進行も臨機応変に変えられます。リモートだとその辺りのニュアンスは分からない。

なんかうれしそう

実際にあーだこーだとしゃべってる時の学生が、なんかうれしそう。

今までリモートだとどうしても自問自答が多くなるのですが、何か話を聞いてくれる、そこから話が発展する、というのがスムーズ。

そんな体験そのものが面白いのかも。こっちも楽しいですな。

勝手ながら期待

何度か書いてますが、大人が大変だ、かわいそうだと勝手に気を回すのも何か違う感じを受けてます。

学生は現在の状況が最初から。

リモートの良さも我々以上に感じながら、対面、リモートの利点を使いこなしてる気がする。

むしろ状況へのアジャストについては学ぶのはこちら。

一緒に良い世界を作っていきたいです。おお、真面目な結論!


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にしけん
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