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私的楽器論:ハープ 白亜の豪邸をテレビで見る感覚

タイトル画像:ハープ演奏者目線の楽器の超アップ写真

いろんな楽器をやりすぎたので、その辺を記事にしています。でも、今日は演奏したことがないハープについて妄想を飛ばしてみます。

色々な演奏経験はあるものの

その中で、自分に合った楽器、合わない楽器、というのがありまして。

どうもやんちゃな楽器は好きですが、エレガント方面には弱いみたいです。

なので、演奏経験はありませんが、横目で羨ましそうに見ていた感じをブログにしています。

運搬、という格差問題

低音系楽器の時代も結構あって、常に運搬については差を感じてました。

演奏会が終わったら、軽くメンテをしてケースに入れるのですが、コントラバスに至ってはボディを軽く拭こうと思っても、カバの世話みたいな面積。

さらにソフトケースにしまう時も、夏の暑い時期の舞台袖などでは、泥酔した友達を家にとにかく連れ帰って着替えさせるくらい面倒で汗だくの作業。

そんな自分を尻目に、フルートのお嬢様方はさっさと楽器をカバンに閉まってキャッキャうふふと打ち上げ会場に向かうのです。

こっちはさらに運搬用のトラックに積み込み、場合によっては受け取って練習室に戻すまでがお片付け。

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画像:トラックのイラスト

でも、恨んだりはしませんでした。なんでだろ。

でも、打ち上げの乾杯は終わってることもしばしば。

引っ越し屋

コントラバス弾きは、木製のデカい箱を運んでるところから、家具屋などと愛のある悪口を言われます。

ハープは、ハードケースでの運搬はもはや引っ越し屋のレベルではないか、と。

コントラバスくらいで文句言ってすみません的な大変さが予想されます。

実際に自分の所属した団体では、ハープが常設、ってことはなかったので、ここまで全て妄想です。

もちろん触れ合いは皆無じゃなく、オケでは、エキストラだったり、逆にこっちが出かけた先でお見受けはしました。

なんか近寄りがたいハイソな雰囲気

平民の出なので、どうにもハイソな世界は苦手。

シャンデリアのあるデカい部屋の真ん中のグランドピアノより、ビル街の隙間で夜にサックス吹くのが似合いかな、と思ってます。

ハープはまさにその象徴に感じてしまう。豪華なドレスのお嬢様が、白い調度品が品よく配置されたサロン的な部屋でしゃなりと演奏し、相方はこれまたお嬢様仲間のフルート。

(アルルの女が頭の中で鳴ってます)

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画像:暖炉のイラスト

近寄りがたい理由のもう一つは、男子校出身ならでは、の女子耐性の低さも!

さらに近寄りがたいのは、その値段を聞いてから。その時に伺ったのは800万円!

それが、あんなに上の方が広がる安定性の悪そうな置き方で舞台袖にあるのです。怖くて2m以内には近づけません。

こんな感じで、自分を近寄らせないパワーをいくつも内包した楽器。

でも、そうでもないシーンも目撃してます。

目撃1 男性プレーヤー

どこかの老舗オケのプレーヤーは男性。国によっては男性プレーヤーが多い、というのもその時知りました。

なんか女性のイメージがあったんです。ジェンダー問題にここから進展はしません。単なる自分の思い込み、それに加えて実際メディアに出るのも女性が多かったという自分の目撃証言です。

目撃2 吹奏楽

最近、とある県の吹奏楽コンクール番組を見てたら、結構な数の学校がハープを編成に入れてました。

ついでに、ピアノも目撃しましたが。

吹奏楽の音色とハープ。

元々吹く楽器も、撥弦楽器も歴史は古いので、昔からの仲良しではあると思いますが、やはり方向性は違う。アンサンブルでどんな具合になるのか、テレビの貧弱なスピーカーではわかりませんでした。

自分が現役の時は、1校だけハープ持っていたなー、という朧げな記憶。

いずれにしろ、少し自分の知ってる現場に降りてきた感覚。

ちょっと分かった気がする

これまでやってきた楽器は、チューバを除いて、自分が楽器を操っていた感覚です。コントラバスも、自分の体と楽器の関係が、かなりダイナミックに感じてました。

対してハープ。

あまり振り回す楽器じゃありません。あまり、じゃなくて絶対ない。

なんか、自分的には楽器を支配するのではなく、お仕えする感覚になるからかも。

ピアノもそうなんですが、一番人生で時間を使ったピアノは、前のフタを外したりして、かなりやんちゃに扱ってました。グランドはちょっと身構えて苦手。

つまり、お嬢様が苦手なんだ、と。

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画像:執事のイラスト

結局、男子校がトラウマ。

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