
今日のグループワーク。「です」「ます」とするだけで、ディスカッション精度が向上だとっ!?
タイトル画像:熊が3匹楽しそうに会話するイラスト
今日もグループディスカッション。
今日の工夫は大きく3つ。
①何についてどのようにしゃべるか、を細かく規定した
②言葉遣いを「です、ます」にさせた
③自分以外の誰かのコメントの中で一つ、自分で何か引っかかったものを選び、どう引っかかったか、その理由を述べる
これにより興味深い効果が出ました。
①発言内容の規定
意見を述べる、ということが苦手な学生も沢山います。
でも、発言内容をシンプルに2つ規定することで、短時間で全員がスムーズに発言できました。
発言内容は、誰でも答えられること、になっているのはもちろんポイントです。
これは、ゲームなどでも使われる考え方。
なんでもできる、は何をするか考えさせることになり、行動が遅くなったり迷ったりします。
絞れば、まずはそれをやる、その範囲で考える、ということにつながります。
ゲーミフィケーション的な方向付けです。
内容はこちら
・将来進みたい、と現時点で考えている進路
・その理由
これならば誰でも意見を言えます。
もちろん、理由がよく分からない場合はしっかり質問をして、納得するのも忘れないようにします。
②言葉遣いを「です、ます」にさせた
なぜでしょう、これにより
・簡潔に短く述べることができる
・脱線がなくなる
という現象が起きました。どうしても同じクラスの仲間と話をすれば、フランクに流れてしまう進行も、なぜかトントンと進みます。
これは前に行ったロールプレイと同様の効果が出たと考えられます。学生にとって「です、ます」としゃべるのは、ある意味何かオフィシャルな場。その雰囲気が出たのでしょう。
③自分以外の誰かのコメントの中で一つ、自分で何か引っかかったものを選び、どう引っかかったか、その理由を述べる
やる事は簡単ですが、必ず全員の意見を聞かないといけない。②と合わせて、スムーズに進む要因になります。
さらに、これにより①の自分の意見が何か影響を受けたか、も考えさせましたので、より深く他人の意見を聞いてくれました。
さらに。一言一句を書き取る必要は無いが、ポイントはメモしろ!と言ってます。今回、一つをピックアップ、を義務付けたので、真剣にメモも取ることに。相乗効果!
今回の成果
・全員が言いたいこと言えた
・全員が他人の意見をしっかり聞いた
・脱線しなかった
ただし。質疑応答はありましたが、まとめること、意見を一本化すること、は入っていませんので、ある意味進みやすかった側面もあります。
ロールプレイでは上記をうまく進行できました。この2つの形式を重ねていけば、より上手なディスカッションができるようになりそうです。
今回のテーマは、就活にも役立つ。
エンジニア的なアプローチでルールを作りましたが、うまくいったようです。
みんな、いいぞ、その調子だ。
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