音声合成 鬼滅の刃問題
あるんですよ問題が。扉絵は公式ページのトップです。
日本語のかっこいい表現
日本語は、格好いい響きや字の雰囲気ってのが時代と共にある気がします。
紅(くれない)
凌駕(りょうが)
不知火(しらぬい)
時雨(しぐれ)
久遠(くおん)
蒼天(そうてん)
などなど。時代物のコミック、闘いを描く描写、などで、効果的に使われてます。ちなみに上の例はほんの一部でしかも自分の頭にあるもの。もっとありますよね。
鬼滅の刃、も日本語的には?
あんまり日常的に出てこない2つ。鬼滅(きめつ)って隣近所との付き合いではほぼ無いし、刃(やいば)も、殺傷能力がある刃物を普通は持ちませんから。
出現頻度が低い単語は、合成が参考にすべきデータベースに採用されにくい、という欠点があります。
自分が使ってるエンジンはどうでしょうか。
あー、やっぱり。「きめつのは」でした。
他陣営も苦戦
スマートスピーカー陣営のアレクサの場合、「おにめつのは」でした。
苦戦するのは、今後も同じ。前にも紹介した通り、タイトル名、歌詞、セリフ、人物名、など、通常の辞書に載ってなければ、期待した読みにならないことはあり得ます。
どうする?
結構大胆ですが、「無視する」というのもあります。人間との会話でも、読み方間違ってる人は居ます。あー、このことだな、と類推して会話することはあるでしょう。それと同じで、飲み込む。
あとは、修正する。特に鬼滅の刃などの作品は今後も出てくる、となれば辞書を修正。これは一度しかないだろ、ってレアなものなら、そこだけ修正。
そんな訳で広い心で
音声合成じゃなきゃできなかった便利なこと、という利点を見ていただき、多少の欠点は広い心で受け流す、というのもお願いしたいところです。
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