パトラッシュ…音声合成で言われても感動しないよ…
得意なこと、というのは前にこちらで書きました。機械ですから、という得意ワザはいくつかあります。
今回は超!苦手!なことを。
まずは得意ワザのおさらいです。
得意なことは、情報を伝えること
おさらいになりますが、得意なことは、「ルールにあることを正確にやる」ということ。ということは、「ルール」があれば大丈夫、ということです。
不得意なことは?
上の逆になりますが、「ルールにないこと」はむずかしい。
・ルールになってること=標準語
・ルールになってない=それ以外
となります。ルールになってないことの一つは方言。
今回はもう一つの「ルールになってないこと」を音にしました。
その中で、感情表現は特別にダメ
その一つは感情表現。
悔しさを押し殺した「ありがとう」
心から晴れやかに「ありがとう」
文字は同じでも、表情、動き、声の変化がまったく違います。これを音声合成にお願いすると、どっちも同じになってしまいます。
そんな不得意なことも一応やってみました。感動のあの場面!
感情が必要そうで必要な場面と必要でない場面
ニュースに感情はいらない、というのは皆さんもすぐわかると思います。
でも、人間の感情を表現した小説はどうでしょう。
実は感情がいらない場合もあります。
なぜでしょう。
それは、読む側が情報から受け取り、そこから感情を発生させるからです。
本は活字で表現されています。
場面によりこの活字は変化しません。
あくまでも活字は情報を届ける媒体。
音声合成もその役割にすればよいのです。
何度かこちらでも述べている「人間に近くなくてもいい」というのは、そのような使い方をすることもあるからです。
結構今日の話は深いです。
それにしてもあったかいスープとパンの一切れくらい、周囲の大人は用意できないもんかな。
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