見出し画像

ゲームとことば#14「十年早いんだよ!!」

1993年「バーチャファイター」はゲーム史に残る衝撃作で、私も幼いながら「ゲームなのに人みたいに動く!」とびっくりしていた記憶がある。
当時は確かニュースなどでも話題になっていたし、普段全くゲームに興味を示さない父ですら、遊んでみたいと言っていたほどだった。
開発者の鈴木裕氏には、「バーチャ」開発初期のキャラの動きに不満があり、実際に拳法を習ったという逸話もある。
そうすることによってモーションがグッとリアルになったそうだ。

他にもゲーム開発でロケハンを行うことが珍しかった時代に「アウトラン」開発のためにヨーロッパで2週間車を走らせるなど、氏の開発意欲には驚かされる。

アキラは「十年早い」というけれど、当時の私は3D にもっと未来を感じた。
だって画面の中なのに奥行きがあるんだぜ、しかもそれを動かせるんだぜ、と思ったのだから。
ゲームの進化ってすげえ、って思える作品を目の当りにしたときほど、わくわくする瞬間はない。これは断言する。

VRやARなどいわゆるXRも、もう少しびっくりさせてほしい。
何が起こっているのだろうか、という感覚が待ち遠しい。
なるべく長生きしたいと思うが、生きてる間にそんな体験をしてみたものだ。
「うん十年早いんだよ!!」
を待ってます。

≪前回の記事≫


いいなと思ったら応援しよう!