HTML/CSSの授業のアシスタント
職場では主にPhotoshopとillustratorを教えている私だが、日本で若干ECサイト周りの仕事をしていたこともあり、ICTクラスのHTML&CSSの授業のアシスタントもしている。
スリランカ(というか海外)では、HTMLなどを使ってサイトを制作することをweb designという。しかし、日本ではwebデザインと言うと、コーディングではなくサイト自体のデザインを行うことを指す。その為、最初はwebデザインって皆言ってるけど、これってweb制作じゃない?と内心戸惑った。いやはや、言葉が英語なだけに油断していたが、こんな事もあるのだなぁ…と言葉の難しさを感じてしまう。
そんな横道に逸れた話はさておき、
私が今回アシスタントとして入ったクラスは、比較的と優秀な子が多く、HTMLだけでなくCSSにもすんなり付いてきた。その上、得意な子は率先して苦手な子に教えに行く流れも出来ていたから、スリランカラマイにしては大したものである。それでも結局よく分からなくなったものは私の所に回ってくるので、学生の「なんで動かないのか分からない」をひたすらアシスタントとして解消していってる。
(もちろん「先生、全然反映されないよー」と言ってHTMLファイルではなくjpegファイルを開いているような子がいるのも現実)
そもそも私自身、素人に毛が生えたぐらいのレベルでしかHTMLやCSSを触ってない。しかし、生徒がいる前では、インストラクターとしての威厳(!?)を保つためにも、涼しい顔をしてサクッと解決したい。
そんな邪道な気持ちを持ちつつ、学生が「動かない」と言ってきたHTMLやCSSを一緒に直してると、徐々に原因を探し当てるスピードが早くなってきた。(とはいえ、よくある初心者レベルの間違いが殆どだ)
それもそのはず、他人の作ったコードの間違い探しを1日に何回もやるのだから、自分1人で勉強してた時以上に色んなコードを見て、修正することが出来ていたのだ。
最終的には、ここまでは動いてるから、それ以前のコードに原因がありそうとか、そもそも構成の問題だからCSSじゃなくてHTMLに原因があるだろうとか、少しづつ見通しを立てながら原因を探せるようにもなってきた。
それも授業で学生の手助けをしていく過程で、大まかなHTMLのタグの概念やCSSの考え方が知識だけでなく、体感として理解出来るようになったからだと思う。(そもそも、そのレベルでも無かったことに今となっては恐怖を感じているが…)
とは言え、今回の授業アシスタントを通して自分が若干スキルアップしてしまったことは、正直嬉しい気持ちの方が多い。逆にここまで来たのなら、もう少しWEB制作の勉強をしてもいいのかもしれない、と私はすぐに調子に乗ってしまう。