自宅でリスの死骸を発見する
私の家の玄関付近の部屋には外側の網戸と内側の網戸の間にリスの巣がある。前回そこにリスの巣を作られてしまった時、私は大家さんにリスの侵入口を塞ぎたいと言ったが、大家さんは「もう一つの網戸があるんだから、リスは入ってこないわよ」と言われた。その後、リスの子どもが巣立ったら巣は取ろうという話になったこともあり、リスとの同居生活は一旦落ち着いた形だった。
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その後、素敵な素敵なスリランカライフを送っていた私はある日の夕方、家を出ようと玄関先に向かった。すると、玄関先に何か落ちていると思い、よくよく見ると死んだリスだった。
大家さんの言う通り、流石に家の中にまでリスは入ってこないと思っていたからこそ、リスが家に入っている状況にも驚くし、家の中でリスが死んでいたこともにもビックリした。というか、気持ちのダメージとしては後者の方が大きいかもしれない。
普段は近所のリスを見て、遠くで見る分には可愛いんだよなーと思っていた。しかし、家に侵入&そこで死なれるのは話が違う。一応リスも狂犬病リスクがある生き物ではある為、むやみに触れないし、それが家の中をウロウロされるのも困る。
人というのは面白いもので、あまりにもビックリする出来事が起こると立ち尽くしてしまうみたいだ。そもそも動物の死体を処分したこともなかったので、これは有識者に聞くしかないと思い、知り合いの保健師の人に電話した。
保健師の人曰く
①まずリスは絶対に直接触らない
②死体は土に埋める(しかし犬がいる場合は掘り返す危険があるので避ける)
③家庭で燃えるごみと一緒に焼くのは火力が足りないから避ける
④処理後、死体があった場所はなるべくディトールで除菌する
という訳で、消極的な選択としてビニール袋を二重にして燃えないゴミで出すことに知った。(土に埋めないのは大家さんが犬を飼っているから)
その後、ファーマシー(薬局)でディトールのスプレーを購入し、リスの死体があった場所に猛烈に吹きかけた。
一旦、リス騒動はここで終わりかと思ったが、次の日からもリスが室内を出入りしているような痕跡があった。怪しい出入口を見てみると、しっかりと外の網戸も中の網戸も突破されているのが分かった。そりゃ朝起きたらリスがカーテンにぶら下がっているわな。
ここまで分かりやすく侵入経路が分かったなら、もう大家さんに相談して直してもらうしかない。何枚かリスの写真や侵入経路の写真を大家さんに送り付け、やっと外側の網戸も内側の網戸も修理してもらうことが出来た。
しかし、大家さんは外側の網戸に小さな網を添えただけだったようで、修理の2時間後にはあっけなくリスに突破されてしまった。今度は自分で釘を買って、内側の網を一旦外して、外側の網を補強しよう。そう決めた3時のおやつタイムだった。
しかし、一国の首都圏においてこんなにも自然豊かな体験ができるのはコロンボ特有なのかもしれない。窓からはヤシの木などがガンガン生えているし、どこに行っても必ず緑はある。東京だとこんな生活は出来ないだろうから、そう思うとリスとの戦いもゴキブリとの戦いも付きものなのだろう。
ちなみに先日、私の家に泊まった友人が屋根裏を走る動物の音で起きたそう。私はその時スヤスヤ寝てたらしい。