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暑すぎてイスプライトもセブンアップも飲めちゃう

スリランカでのジュースは大体スプライト(現地の人はイスプライトっていう)かセブンアップかコーラしかない。スリランカに来た時は、流石にオレンジジュースぐらいあると思っていたので、ジュースの選択枠があるようで、ほぼ無い様子にビックリしてしまった。

そのせいか、現地人は全員炭酸を飲める。彼らにとってのジュースは炭酸であって、オレンジジュースはそこに含まれていない。ましてや、炭酸が飲めない人なんていないので、学生に「炭酸が苦手なのよ」と言うと、とても不思議な顔をされる。そういう時にいつも選択肢が無いってこういうことなのだ、と実感させられる。

私は小さいころに父親から強めのジンジャーエールを無理やり飲まされたことがキッカケで、炭酸が苦手だった。正直、今でもビールとかチューハイとか炭酸入りのお酒を飲むことはあっても、好んでコーラとか炭酸水を飲むことは無い。しかし、この選択が取れたのは私が日本に住んでいたからであって、日本にはコーラとジンジャーエール以外にもオレンジジュースとか緑茶が必ず選択肢にあったからこそ、ここまで炭酸嫌いを貫けたのだ。

しかし、ここはスリランカ。現地人が「ビーマ♪(ジュース)」と言って、渡してくるものは100%炭酸飲料なのだ。そういう時でも、今までなら断るか、受け取るだけ受け取って、後で誰かに渡したりしていた。

そんな私だったが、雨季明けで暑い日が続いた夜、ふとスプライトを飲みたい気持ちになって、飲んでしまった。ボトルには糖分の量が多めの記載がされているぐらいの飲み物だった。しかし、飲んでみるとあら不思議。美味しかった。

やっぱり約1年スリランカで生活してきたからこそ、身体がスリランカに慣れてきたものもあるし、スリランカの甘い甘い食べ物類にも慣れてしまったからなのだろう。正直、この感覚には自分でもビックリしてしまった。

しかし、こういうことをウッカリ父親になんて話してしまうと「ほら、もう大丈夫やん」と言われて昔のことまで無かったことにされそうなので、スリランカで炭酸ジュースを飲み始めたことは絶対に言わないでおこうと思う。


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にしはる
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