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トイレットペーパーと間違えてキッチンペーパーを買った話
スリランカでは基本的に紙製品が高い。ティッシュ、トイレットペーパー、生理用品、、、。日本みたいに気軽に消費出来るほどの値段感ではないのだ。しかし、今までトイレットペーパーを使用して生きてきただけに、トイレットペーパーのないトイレを想像できなかった私は、自宅だけでも…と思いスーパーにトイレットペーパーを買いに行った。
そこではトイレットペーパーが4ロールで約900ルピーで売られていた。さすがに、その値段にはビックリし、もう少し安いものはないかと周りを物色する。すると、同じ棚に同じような4ロールで約600ルピーのトイレットペーパーがあった。私はその価格感に安心し、そのトイレットペーパーを購入した。
しかし、自宅に帰った後に問題に気付いた。私がトイレットペーパー4ロール分だと思っていたものは、キッチンペーパー2ロール分だったのだ。仕事終わりで少し疲れていたとはいえ、自分がそんな間違いをしたことに、驚きしかなかった。
パッケージだってほぼ同じだったのに…と思いつつも、文字を読むことに慣れてないと、こういう失敗があるものだと実感した。
そう言えば、以前聞いた話で、発展途上国では読み書きができない子どもが病気の弟に薬を飲ませようとして、誤って農薬を飲ませて死なせてしまうことがあるらしい。今までは、なるほど~ぐらいにしか受け止めてなかったが、この件を通じて、本当に文字一つで生死に関わってしまうことがあることを実感する。全然他人事じゃなくなったし、自分はキッチンペーパーで良かったなぁとまで思う。(辛うじてトイレでも使えるし)
ちなみに、スリランカではトイレットペーパーもキッチンペーパーも水には流せない。
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