西原哲夫 | リーダーシップコーチ

外資系企業経営経験 2社 | アメリカMBA | 2児の父 | 表千家茶道 学習者 | Likes:自然・旅行・歴史・蕎麦・和菓子 (※別ブログから最近noteに引っ越して来ました)

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自己紹介 西原哲夫

こんにちは、西原哲夫です。 外資系企業2社の日本代表を務めた後、現在は「人材育成・組織開発」領域の仕事をしています。 個人や法人のクライアントをもち、1対1のコーチングや集合研修を通じて、リーダーたちの伴走をしたりポテンシャルを引き出したりすることに取り組んでいます。 本noteでは、「外資系企業経営・リーダーシップ」「アメリカ現地就職」「アメリカMBA留学」「アメリカ駐在」など、私が経験して来たことをキーワードに記事を書きます。 なぜこの仕事をしているかなぜ「人材育

    • 決断力はどのように身につくのか?経営実務を通じて学んだ意思決定のいろいろ

      こんにちは、外資系企業2社の日本代表を務め、現在はリーダーシップコーチの西原哲夫です。 昔20代の頃、仕事で重要なコンペを目の前にして、「いくらの価格で設定するのか?」「どのような内容で提案をするのか?」と悩みに悩んだ挙句、 「決断できない。。。」と落ち込むことがよくありました。 その後アメリカのMBAを目指した理由のひとつも、「アメリカのMBAで勉強をすれば、きっと決断力が身につくだろう!」と期待したことがありました。 確かにアメリカのMBAで意思決定について学ぶこ

      • 【トレードオフ】ビジネス経営の意思決定に役立つ考え方(実例紹介)

        こんにちは、外資系企業2社の日本代表を務め、現在はリーダーシップコーチの西原哲夫です。 アメリカのMBAで学んだことで今でも役立っているもののひとつが、「トレードオフ」という考え方です。 トレードオフとは、「一方を選択すれば、もう一方は犠牲にしないといけない」という、二律背反の状態を指します。 要するに、「欲しいものが2つある場合でも、どちらか1つしか手にできませんよ。もうひとつはあきらめてください。」ということです。 ビジネスをしていると、このトレードオフの関係性に

        • 【分析麻痺 Analysis Paralysis】分析や検討ばかり続けて決断や行動ができない時に私が考えること。

          こんにちは、外資系企業2社の日本代表を務め、現在はリーダーシップコーチの西原哲夫です。 あなたの職場には、「分析や検討ばかりを続けて、いくら経っても行動しない」という風潮はありますか? 「悩んでばかりで決断・行動しない」と言い換えても構いません。 ドキッとした方、それはあなただけではありません。 日系・外資系を問わず、私が過去に勤めていたどこの会社でも、多かれ少なかれ、同じようなことが起きていました。 そして私自身も、いまだに、ふと気がつくと悩んでばかりで行動に移せ

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        • リーダーシップとマネジメント
          9本
        • 海外駐在・アメリカ駐在
          1本

        記事

          【Management by Walking Around】「現場」を歩くリーダーには力が宿る。

          こんにちは、外資系企業2社の日本代表を務め、現在はリーダーシップコーチの西原哲夫です。 私が新卒で住友電工という製造業の会社で働き始めた時、最初に学んだ言葉の一つが「三現主義」というものでした。 それは、「現実・現物・現場の3つが大切である」という教えです。 さまざまな解釈がある中で簡単に言うと、「現実・ファクトを集めよ」「現物を見て良品・不良品を判断せよ」「問題解決の手がかりは現場にある」といった内容です。 要するに、「机上の空論だけで仕事をするな」という戒めです。

          【Management by Walking Around】「現場」を歩くリーダーには力が宿る。

          【アメリカ人上司の教え】決算説明会や決算書に親しんで経営者マインドを身につける

          こんにちは、外資系企業2社の日本代表を務め、現在はリーダーシップコーチの西原哲夫です。 将来経営者になることを目指していたり、今の職場で昇進・昇格をしたいと考えていたりする人におすすめな取り組みの一つが、「決算説明会や決算書に親しむ」ということです。 とくに、自分が今働いている会社のものを継続して確認することを強くすすめます。宝の山です。 上場企業であればどこも株主に対して決算説明を行っていますので、ホームページの「株主・投資家資料」や「IR資料」といったページを確認し

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          アメリカ大企業経営者たちの口ぐせ。「Control your own destiny, or someone else will.」

          こんにちは、外資系企業2社の日本代表を務め、現在はリーダーシップコーチの西原哲夫です。 私は新卒で日系企業に勤めていましたが、30歳でMBAに通ってから、卒業後約10年弱にわたって外資系であるアメリカ企業に勤めました。 2社の日本支社代表も勤めましたので、本国のアメリカ人経営者たちとは非常に近い距離におり、公私ともにさまざまな場面でお付き合いをさせていただきました。 その中で、アメリカの大企業経営者たちが頻繁に使っている口ぐせに気が付きました。 そういった口ぐせに触れ

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          シチュエーショナルリーダーシップとは?全マネジャーにおすすめ。具体的な実践例と私の経験談。

          こんにちは、外資系企業2社の日本代表を務め、現在はリーダーシップコーチの西原哲夫です。 はじめて部下やメンバーのマネジメントをすることになった時に最初に悩むのは、「で、いったいマネジメントとは何をすれば良いの??」ということだと思います。 また、マネジメントをするようになってしばらく経つ方であっても、悩みは尽きないもので、「何か上手いやり方はないものか?」と考えることがあるはずです。 そんな方に、「シチュエーショナルリーダーシップ」という考え方がおすすめです。 言葉だ

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          【解消方法】職場の2大ストレス「やりたくない仕事」と「人間関係」に取り組む

          こんにちは、外資系企業2社の日本代表を務め、現在はリーダーシップコーチの西原哲夫です。 誰だって、職場でストレスに悩まされることがあるかと思いますが、その中でも特に大きいものとは何でしょうか? 私が考える職場の2大ストレスは、「やりたくない仕事」と「人間関係」です。 本記事では、これら2大ストレスをどのように解消するか、私のやり方を紹介します。 私は法人営業でキャリアが始まり、外資系企業の日本支社長も務めさせていただきました。 その道中、「ストレスコントロール」や「

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          誤解されがちな「心理的安全性」:失敗という言葉のリフレーミングが最初の一歩

          こんにちは、外資系企業2社の日本代表を務め、現在はリーダーシップコーチの西原哲夫です。 ここ最近、多くの業界や会社で、「心理的安全性」という言葉が頻繁に使われていることを感じます。 実際に、法人や個人を問わず、私が関わるクライアントさんの中にも、「心理的安全性があり、多様性の力が発揮されるチームを作りたい。」とおっしゃる方が多くいらっしゃいます。 ただ、この心理的安全性というものは、正しく理解をしないと誤解を生みかねないものなので、どういった研究の背景があるのかなど、紹

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          【実体験】私が経営者として試行錯誤した全社コミュニケーション実例と失敗からの学び

          こんにちは、外資系企業2社の日本代表を務め、現在はリーダーシップコーチの西原哲夫です。 どんな業種や業界であっても、多くの経営者や管理職がもっている悩みの種があります。 それは、部下や社員とのコミュニケーションです。 部下の数が少なければまだしも、その数が増えれば増えるほど、一人ずつと話している時間はなくなり、全社員を対象とした全社コミュニケーションを行うことが必要になります。 しかしこの全社コミュニケーションを効果的に行うことは非常に難易度が高いものです。 私もフ

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          【外資系】経営者や管理職に求められる部下とのコミュニケーション:「話す」と「聴く」のバランス

          こんにちは、外資系企業2社の日本代表を務め、現在はリーダーシップコーチの西原哲夫です。 新しく管理職についた方はもちろんのこと、長年にわたって経営やマネジメントを担っている方にとって、部下や従業員とのコミュニケーションは非常に大きな悩みの種だと思います。 「こちらから伝えたいことは山ほどあるのに、なぜか上手く伝わらない。」 「どれだけ話しても、思ったように理解をしてもらえない。」 洋の東西や業界を問わず、こういった悩みの声が尽きることはありません。 かといって、コミ

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          お茶:旅箪笥で小田原の陣に思いを馳せる

          4月に入り、街中で様々な花が咲き乱れています。 桜が終わった頃からツツジが咲き始め、甘い香りを漂わせています。 この季節に使われる、旅箪笥。(たびだんす) 元は、豊臣秀吉の小田原征伐に同行した利休さんが考案したもの。 京都から小田原までは距離がありますし、長期間に渡る遠征が見込まれていたので、少しでもお茶を通じてボスの秀吉に楽しんでもらおうと考えたのでしょう。 今の時代でいえば、長期海外出張に行く際に、少しでもホッとできる時間を持とうと考えて準備したようなものですね。

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          人材育成の黄金ルール:70-20-10の法則、アメリカ企業での使われ方実例

          こんにちは、外資系企業2社の日本代表を務め、現在はリーダーシップコーチの西原哲夫です。 今回は「人材育成の黄金ルール」である、「70-20-10の法則」について書きたいと思います。 私自身がアメリカ企業で勤務していた当時、この法則に則って育てていただきましたし、自分が経営者の立場としてもこの考え方を使って次世代リーダーの育成に取り組んでいました。 そして、この考え方を個人として取り入れる時にも、何が考えられそうか書いてみたいと思います。 人材育成の黄金ルールである、「

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          お茶日記:ワガママを言って病み上がりにお茶会でお点前

          2023年11月19日 「山茶花、さざんか、咲いた道〜」 今年もきれいに咲いていますね。 息子と一緒に歌いながら散歩をする時間が幸せです。 なかなか手をつないでくれないことが残念ですが😱 先日、私が師事するお茶の先生方がお茶会で席をもたれ、手伝いをさせていただきました。 私の先生は、千風会と呼ばれる男子のみによるグループを主催されていて、お茶会も男点前によってお客さまたちをもてなします。 「テツさん、お茶会当日はお点前しますか?」 手術入院から明けたばかりでし

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          お茶日記:入院に持ち込んだのは般若心経の写経練習帳

          ひょんなことから身体に病気があることが分かって、手術入院をすることになりました。 まさか自分がと驚き、怒り、足掻き、そしてようやく受け止められるようになったのも、受容のプロセス通りだなぁと学びました。 とはいえ、しっかり手術を乗り越えて、まだまだお茶をやりたい。 その気持ちだけは揺るぎません。 般若心経を手に取る 入院スケジュールが決まってから、病院に持ち込むものを近くの100円ショップに買い出しに出かけた時のこと。 いろいろなご事情で過去に入院を経験されている先

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