教訓1
女優の杏さんが、動画でギターを弾きながら、加川良の「教訓1」を歌っていて、話題になっています。
加川良は、1970年代に活躍したフォークソングシンガーだそうです。そして教訓1は、加川良が1970年の第2回中津川フォークジャンボリーに飛び入りで出演して歌い、一躍有名になったそうです。
その時の加川良は、アート音楽出版の社員で、フォークシンガーの高田渡の運転手兼マネージャーで現場に居たとのことです。
歌詞は、ベトナム戦争が1955年から1975年にあり、日本国内では安保闘争で学生運動が盛んだった背景から、反戦の歌と言われていましたが、本来は命の歌であると加川良は語っています。
命を大事にしようという歌詞は、発表から40年以上を経て発生した2011年の福島第一原子力発電所事故や2014年の集団的自衛権の行使問題に対しても、原文の歌詞のままであてはまると歌い続けていました。
それが、今新型コロナウイルスで混乱する世の中にも、通用する歌詞だと評価されています。
その歌詞の一部を紹介します。
命はひとつ 人生は一回
だから命を棄てないようにネ
慌てるとつい フラフラと
護国のためなのと 言われるとネ
青くなってしりごみなさい
逃げなさい 隠れなさい
現在フリーターである自分の心に沁みる歌詞です。
世の中に背を向けているわけではないのですが、積極的に逃避することも大事だと薦めている歌だと思います。
これからの日本は、コロナ不況で倒産する会社が沢山おきて、経済的に厳しい状況になると思います。
しかし、そんな時に苦しくなったら、いつでも逃げていいのだと教えてくれています。
不況の波が押し寄せる中で、起業をしようと言う気持ちが強くなりました。
それは、ダメだったらいつでも逃げていいと思えば、逆に何でもできる気がします。
楽観過ぎるかもしれないが、そのくらいの覚悟があれば、何かできるようなきがします。
またこの歌は、イジメで悩んでいる子供たちに、聞かせたい歌だと思います。
誰でも逃げたくなる、隠れたくなることがあった時に、その気持ちは間違いないことだと教えてくれているからです。
それは少しも恥ずかしいことではなく、当然のことなのですから。
また、そのようないつでも逃げていいのだと思えば、何でもできる気持ちが起きると思います。そんな前向きな意識を感じることができれば、イジメもなくなるのではないでしょうか。フリーターの自分が言うのですから、間違いないと思います。