12. 「若い頃はもっとうまかったのよ」
2018/12/10 Dublin
7時半に起床、したのだけれど、アンジェラが起きてこないため、朝食のスタートは8時20分と出かけるギリギリの時間になった。
「ワインを飲んだら眠れなくなってしまったの」と話していた。結局、うとうとし始めたのが明け方になってから。「2時間くらいしか眠れなかったわ」と辛そうだ。「昼に少しでも昼寝してね」といって学校へ向かう。
遅刻するかと思って早足で学校へ向かい、到着したのが9時ちょうど。それでも教室にいたのは日本人と韓国人の2人だけだった。アイルランドに来てから、ぼくも少しずつ時間にルーズになりつつある。
授業を受けていると、10時半ごろにスタッフが教室に入ってきて、「あなた、コウイチロウね。ちょっと来てくれる?」と外へ連れ出された。「なにかトラブルでもあったのかな」と不安になって受付まで行くと、そこにはジェニファーの姿が。
「実家(アンジェラの家)に寄りたいのだけど、鍵がないから貸してほしい」とのことだった。「なんだ、そんなことか」と安堵しながら、ズボンのポケットに入っている鍵を渡した。
その少しあとにアンジェラから、「ジェニファーが鍵を取りに行くから渡してほしい」とスマホにメールが入った。「私は夕方ごろ家へ戻るから、コウは4時過ぎに帰ってくれると助かるわ」とも書いてあった。
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