鍼灸師になって、改めてっておかしいけど、また貧血になってみて、わかったことがあります。
それは、あれもこれも貧血が原因だ!
ってこと。
東洋医学では貧血は血虚と言います。
私の貧血の原因は瘀血です。瘀血は血がサラサラと流れずに集まっているような状態を指します。私の場合は子宮に瘀血があり、筋腫となって月経過多の症状を出します。
少し前までミレーナで治療していたので症状は落ち着いていました。
ミレーナを使う直前までの貧血の症状がひどくて、鉄剤で治療するのですが治る前に次の月経過多が始まり、少しずつ悪化していきました。
貧血が悪化して、フラフラしたり息切れ立ちくらみなどは、経験ある方もいらっしゃるかもしれません。
その後、首や肩が痛くなってきます。そして、朝や首を動かした時に寝違えます。
足を攣りやすくなるときもあります。
また、手の指先がカサカサしてくるのですが、いつも同じ指がとても痒くなります。
髪が抜けて白髪も出てきます
脈が早く大きくなります
身体が動かなくなり、考えもまとまらなくなります。
東洋医学ではこれらの症状は肝の血を蔵する働きの低下と考えます。「肝が失調すると筋を敗る」と言われていて寝違えやこむら返りはまさにその症状です。
高校を卒業して進学で親元を離れた時、アトピー性皮膚炎が悪化たんですが、そのときは水や食べ物のせいだとばかり思ってたけど、もしかしたら貧血が原因だったかもしれません。
あなたも心当たりの症状ありませんか?
実は鍼灸で貧血は治りません。貧血は血の元となる物質を食事からとらないと治りません。しかも、今鉄分を摂取しても血液となるまでには一定の時間がかかるのですぐには治せません。
だけど、鍼灸では貧血の元となる筋腫を作った瘀血を改善することはできます。瘀血は巡りの悪いことが原因でおこるので、巡りを改善してあげればいいのです。
すでにできてしまった筋腫への鍼灸の効果は個人差があってよくわかりません。
瘀血を改善して、筋腫を作らないように、これ以上大きくしないようにすることは可能です。
巡りを良くするには、運動も大事。
ストレスを溜めない、適度に発散することも大事です。