11/9(土)体験談にみんなでビビる・自分がキモい

新聞を読んでいたら、がんの記事が目に止まった。

抗がん剤によるひどい副作用の体験談だった。
言葉一つ一つが重く、あまりに壮絶すぎてだいぶ読み飛ばしてしまったので正しい内容を覚えていない。記憶に残しておきたくないくらい、それくらい暗い気持ちになる記事だった。朝なのに。

おそらく父も朝読んだ(はずだ)。
私も母にうっかり「今日の新聞がさあ」と口に出してしまった。
自分一人では抱えきれる内容ではない。全く人ごとではないのだ。
で、母もそれを読んだ。

二人でため息をついた。

これはさあ、と母がいう。
抗がん剤をこれからやる人、その周りの人たちの気力を削ぐよね、と。
新聞は事実を伝えることが大事だけれど、あれはいくらなんでもと思う。
嫌だな怖いな、を通り越して、生きる気力を削がれるといった感じなのだ。
あんな辛い思いをしてまで生きたいと思うのか、そんな大変な副作用があるなら全部終わりにしたほうが楽なんじゃないのか。
なんで多くの人の目にとまる新聞にそういう記事が載るのか。しかもそれをよりによってたまたま見てしまったのか。
新聞の記事と偶然との両方に対して、怒りとやるせなさがごちゃ混ぜになった。

というわけで正直、不安になりすぎてここ数日ブルーな気持ちである。
ただでさえネガティブな性格なのに。カビやらキノコやら生えてきそうである。
投書しようかなと割と今でも本気で考えている。結構根に持っている。


案の定、父が弱気になっているらしい。母から聞いた。
あの新聞の記事を父が読んだかは定かではないが、時系列的には合っている。
あと半年は大丈夫かもしれないけど、、、そのあとはわからない、と。

母は何言ってるの、と叱咤激励したらしいが。
母は淡々と私に話した。
母はすごく心配性で私以上にすごくクヨクヨする人だ。よく考えたら父との付き合いは私より長い。不安でしょうがないだろうに・・・。
母の冷静さに私は驚きつつ話を聞いていた。

今ご時世的にも不安定である。
心配事が尽きなくて嫌になる。

誰かに話したいけど、、、、。
そんな腹を割って話していいものか。

言葉に出さなきゃいけないのはわかっているけれど。
深刻さを誰かに聞いてほしいといつも思っている。
別に解決策などいらない。

けど、それができない。
なんて難しいことなんだろう。

あーーー自分キモすぎ。(普段使わん言葉だけどここが使い所だろうな)



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