にしあいづの世界

福島の山あいに西会津という妙におもしろい町があります。 なぜだか、ここで出会う人は誰も彼も生きるエネルギーに満ちている。 西会津国際芸術村ではたらく地域おこし協力隊が行き合った ”にしあいづの世界” をお届けします💌🐦

にしあいづの世界

福島の山あいに西会津という妙におもしろい町があります。 なぜだか、ここで出会う人は誰も彼も生きるエネルギーに満ちている。 西会津国際芸術村ではたらく地域おこし協力隊が行き合った ”にしあいづの世界” をお届けします💌🐦

最近の記事

Alain Querciaさんインタビュー「道で出会うお互いの中にベストがある」(後編)

2024年5月から8月までの約3ヶ月間 芸術村で滞在制作をしたフランスの彫刻家 Alain Quercia(アラン・ケルシア)さん。 滞在を終え、フランスに戻ったAlainさんに お手紙形式でインタビューに答えていただきました。 西会津で“real Japan”に触れたとよく話していたAlainさんは 今回の滞在で何を感じたのでしょうか..! 前編に引き続き、質問を進めていきます。 他者や未知に思いやりと受容を─今後の創作についてQ3. Do you think the

    • Alain Querciaさんインタビュー「道で出会うお互いの中にベストがある」(前編)

      2024年5月から8月までの約3ヶ月間 芸術村で滞在制作をしたフランスの彫刻家 Alain Quercia(アラン・ケルシア)さん。 滞在を終え、フランスに戻ったAlainさんに お手紙形式でインタビューに答えていただきました。 西会津で“real Japan”に触れたとよく話していたAlainさんは 今回の滞在で何を感じたのでしょうか..! 前編・後編にわけてお届けします。 他人を気遣うことは自分自身を気遣うこと─滞在を経てQ1. I imagine that you

      • 木ノ内悠介さんインタビュー「ちゃんとこの世界にいる」

        4月6日、 3月末から西会津国際芸術村で滞在制作をし、 個展「群集にあなたわたし」を開いた 東京藝術大学の学生・木ノ内悠介さんにお話を伺いました。 芸術村には毎年、美術学部デザイン科の教授と1年生のみなさんが合宿に訪れており、昨年度開催した赤べこの絵付けコンテストにおいて西会津国際芸術村賞を受賞、個展開催権を獲得した木ノ内さん。 今回の個展開催にどんな思いで臨んだのでしょうか、、! なぜ「群集」なのか群集を100枚描く ー ずっと気になっていたのですが、、今回どうし

        • 五十嵐旬さんインタビュー「自分を、相手を、世の中を知りたい」(後編)

          3月8日、 3月6日から4月7日まで 芸術村で個展「有為転変」を開いた 西会津町出身のアーティスト 五十嵐旬さんにお話を伺いました。 大学進学を機に地元を離れた五十嵐さん。 いま、西会津に何を思い、 どんな表現が生まれるのでしょうか。 前編に引き続き、 「五十嵐さんの見ている世界」を覗いていきます。 表現することで自己理解・他者理解ができるー 感情を抽象画に表現しているというお話ですが、ひとつひとつの作品はそれぞれ全然違う感情なんですか?? 五十嵐さん 全く違うんで

          五十嵐旬さんインタビュー「自分を、相手を、世の中を知りたい」(前編)

          3月8日、 3月6日から4月7日まで 芸術村で個展「有為転変」を開いた 西会津町出身のアーティスト 五十嵐旬さんにお話を伺いました。 大学進学を機に地元を離れた五十嵐さん。 いま、西会津に何を思い、 どんな表現が生まれるのでしょうか。 自分とは何者なのかが知りたい感情を絵にする 小さい頃から絵を描くことや物をつくることが好きだったという五十嵐さん。中学で野球部に入部してから大学時代までは絵を描くことから離れていたと言います。 ー そのあとに、どういうきっかけで制作活

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          金子明日香さんインタビュー(このお話も欠かせない番外編)

          金子さんにお話を伺い、 わたしも、 一緒にインタビューをしたインターンの彼女も ぐぐっと掴まれて しみわたって 心が震えました。 大切なお話と、とてもあたたかい時間を ありがとうございました。 今回は本編には組み込めなかった、 しかしどうしても欠かせないお話を 一挙公開させてください!! (本編はこちら→前編、後編) 瞑想のように線を描くQ.地道な作業が好きだったり、そういう作業がしたくて描いているようなところはありますか? 金子さん  あんまりそこは考えてなくて、 こ

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          金子明日香さんインタビュー「自分でハンドルを握っていい」(後編)

          2月13日。 1月7日から芸術村で滞在公開制作をしている 金子明日香さんにお話を伺いました。 作家活動を始めてもう少しで2年。 活動を続けていくために 表現の根幹となるような自分の「軸」を 少しでも掴まなきゃいけないと思っていたところ、 芸術村での滞在制作に行き着いたのだとか。 行き着いた西会津で、 金子さんはどんなことを感じ、 西会津は金子さんにどんな作用を もたらしているのでしょうか、、🔍 前編に引き続き、金子さんの声をお届けします。 私の好きが前提にある、 私の

          金子明日香さんインタビュー「自分でハンドルを握っていい」(後編)

          金子明日香さんインタビュー「自分でハンドルを握っていい」(前編)

          2月13日。 1月7日から芸術村で滞在公開制作をしている 金子明日香さんにお話を伺いました。 作家活動を始めてもう少しで2年。 活動を続けていくために 表現の根幹となるような自分の「軸」を 少しでも掴まなきゃいけないと思っていたところ、 芸術村での滞在制作に行き着いたのだとか。 行き着いた西会津で、 金子さんはどんなことを感じ、 西会津は金子さんにどんな作用を もたらしているのでしょうか、、🔍 軸を掴みたい金子さんは東京に拠点を置き、制作を始めるきっかけとなった恩師のも

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          味わい深い暮らしを営む

          西会津を愛し西会津に愛される西会津通!の 集落支援員・岩橋義平さんに 町の集落を案内していただいたら、 今へと続くかつての西会津の暮らしが目に浮かんできました。 やみつきたくあん 最初に連れてきてもらったのは、 奥川地区にある弥平四郎集落。 細い道を山奥へ山奥へと入って行き、 だんだん雪深くなってきて、 途中猿と目が合ったりしながら進んで行った先に その集落は現れました。 集落の中を歩いていると、優しい佇まいをした 70代の女性に出会いました。 その方と義平さんは気心

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          はじめに

          はじめまして。 この度「にしあいづの世界」の記録を始めます、 平澤ことりといいます。 福島県にある西会津という町に出会い、 この2月から地域おこし協力隊になりました。 今回は「はじめに」の回。 わたしが誰で、なぜこのNOTEを始めるのかについて、 少しだけお付き合いいただけたらと思います。 西会津国際芸術村 わたしはアート・芸術担当として協力隊に着任し、 「西会津国際芸術村」ではたらいています。 ここは廃校。かつては中学校でした。 2004年から西会津国際芸術村として