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#要約『ゼロ秒思考』

こんにちは。西坂です。今回はゼロ秒思考という本についての要約を投稿します。ところで皆さんはゼロ秒思考とは何かご存じでしょうか?ゼロ秒思考は端的に言えば、「頭のモヤモヤを解消する方法」です。頭の中にモヤモヤがあって整理できないという方は一読していただけると幸いです。

情報

【書籍名】 ゼロ秒思考
【著者名】 赤羽 雄二
【出版社】 ダイヤモンド社
【出版日】 2013/12/19
【ページ数】 229 ページ
【目次】
第1章 「考える」ためのヒント
第2章 人はゼロ秒で考えられる
第3章 ゼロ秒思考をつくるメモの書き方
第4章 メモを使いつくす
第5章 メモの整理・活用法

要約

 普通の人は自分ではよく考えることができていると思っていても実際には考えが浅く、空回りしている人が多い。この空回りの原因は「考える訓練ができていない」ことである。思考の空回りは考えが前に進まず、深まらない状態に陥ることにつながる。そのため「素早く、深く考える訓練」を行うことで頭の中が飛躍的に整理されて適切な言葉遣いが瞬時に使えるようになる。

 この素早く、深く考えることができる人とできない人の違いは以下の二つである。一つ目は訓練の欠如である。日本の教育制度ではこの力が身に付くようになっていないのだ。二つ目は生産性に対しての欠如である。時間をかけて議論をすれば成果につながるかという相関性はないため、時間をかけるほど質が高まるとは限らない。この二点ができる経営者は優れていると評価される。そして、彼らの多くに共通していることとして即断即決が挙げられる。

 この即断即決をするためには課題を整理し、問題点の本質を見抜き、解決策を考え、ネクストアクションを講じる状態になることが理想である。この思考の質とスピードの双方の究極の到達点が「ゼロ秒思考」である。


 ゼロ秒思考を身に付ける最短で最良の方法がメモ書きである。ただ、ここでのメモ書きは時間的制約を設けた中で思いつくことを書き留めることである。書く時の注意点は以下のとおりである。

・A4用紙を横置き
・1件1ページ(毎日10ページ)
・タイトル(下線も)+2021-10-19のようにハイフンでつなぐ
・1ページあたり4~6行
・各行20~30字
・1ページ(一枚当たり)1分で書く
・バインダーの止めるところは左側にする

 このメモ書きを継続することで自分の置かれた状況や目の前の課題を素早く認識することができ、優先順位をおのずと確定することができる。これにより課題が速やかに解決され、好循環が始まり、自信とポジティブさを感じることができるようになるのだ。また、メモ書きは怒りの軽減にもつながる。メモは誰かに見せるものではないので悪口を書きなぐることができ、すっきりとする。それと同時に自分の落ち度も見えてきて、自分を俯瞰してみることができるようになる。

 内容については、タイトルの書き方は頭に浮かんだまま躊躇せずに書けば良い。似たようなタイトルになる可能性もあるがそれは気にせずに書けばよい。似たような内容のメモが見返したときに何枚もあれば、それは自分自身の中で同じ悩みを繰り返していることに気づく。また、どのように解決に向かったのかという軌跡もメモからわかるのだ。

 メモトレーニングを仕事にさらに活用するための方法について、メモの中から深く考えたいことをタイトルにすることが挙げられる。一日のメモの内で深堀することで10枚書いた後にはすっきりしている。それ以外にもメモをかるたのように並び替えて使えるものを探すことも有効的である。これは企画書づくりの場面で成果を発揮する。

 メモ書きの成果をさらに有効活用するための方法として、ファイリングが挙げられる。メモで書き出したものをカテゴリ別に分けるという作業である。このカテゴリは自分が抱えているものを分類してみて、どのようなカテゴリに分けることができるかを考えると良い。ほとんどの人は多くても6つくらいになる。フォルダに分けて、3か月ごとに今までに書いたメモ書きを見返す時間を作る。そして、そのいっぱいになったファイルを積んでおくことで成果が視覚化できるのである。

私の場合はこんな感じで分けてます。

まとめ

今回は赤羽雄二さんの「ゼロ秒思考」について取り上げました。実際にしている身としてはまだまだ課題はありつつも、書き終わった後は頭の中が整理されるのを実感できます。本を読むのが一番おすすめですが、こちらの要約や中田敦彦さんの動画などを見て実践してみてはいかがでしょうか?

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