在宅勤務で見える社員の能力・気質
在宅勤務に移行以来、基本的には在宅勤務だが、印刷や撮影等機材がないとできない作業は出社で対応している。
在宅の勤務ぶりを見ると、各スタッフの本性がよくわかる。色々気を使って、皆がやりやすいように進める人、口頭で話せるわけではないのに、グループチャットでわざわざ面倒なことをいい、周りにチャットの手間を取らせる人、遠隔だからコミュニケーション取れないと一人で思い込んで感情的になっているひと、管理職なのに、管理そっちのけで何をしているかわからない人、本当に本性がでる。
こういうときに周りは見ているから、せめて管理職は自覚をもってもらいたいが、何を考えているのか。
業務も、できる人、やる人、気が効く人、言われたことをそつなくこなす人に集中するから、業務の偏り見れば、能力もわかる。
在宅勤務では実際に見てないからどうやって人事評価するか悩ましいとか言われるけど、むしろ本質的な基礎力なり、能力なり、人間性がよくわかる。成果など、やり取りや成果物を見ればわかるし、コミュニケーションのとり方もよく見える。仕事が集中しても、うまくやりくりしながらこなす人、環境や在宅のせいにして、言い訳、正当化しようとする人など、基本的な姿勢もよくわかる。
もちろん上司の資質もよくわかる。本質はずれて細かい管理をしようとする人、基本的に部下を信頼しておらず働いているか気にする人、あれこれツールをふやして、より煩雑、非効率にする人、緊急事態なんだから、もっと部下を信頼して、必要なことだけやれば良いのに、自分で忙しくしている上司。無駄な報告ばかり求める上司。
ここぞとばかりに、自分の仕事をマイペースでしかしない人や、自らチャットにあまり参戦せずに、聞いていませんという人、この手の人は組織では厳しいし、見ていないときに怠ける人は信用できない。
対面ではやってますアピールや私忙しいですアピールなどのパフォーマンスもあるし、味方とつるんで仕事しているように見せたり、手を抜いたりできるけど、在宅は、一人だし、わざわざアクションを起こさないとだめだから、アピールやパフォーマンスは通用しない。
在宅勤務の様子を見ると、人間性がよくわかる。新しい発見だ。将来のことを考え、社会人、組織人として大事な能力と気質を持った人財を、今、ここで見極めたい。