會川 昇
私が公開しているnoteの中から、おススメのものをまとめてみました。
いきなり余談だが、今回の原稿は基本的になにも調べず、頭に浮かぶ想い出をただ順序だてて紹介しようと思っていた。その記憶では池田憲章先生(なぜセンセイなのかは少し後でわかる)に出会ったのは昭和53年、私が中学一年生のことだった。ところが念のため調べてみると、どうも整合性がとれない。おそらくこれは昭和54年、中学二年生のときのことだったらしい。万事この調子で申し訳ないが、ご勘弁いただきたい。 改めて昭和54(1979)年6月、恒例の教育実習の時期に、池田さんは現代国語の実習生と
TBSのディレクターでプロデューサーだった市川哲夫氏が、かつて自分も編集長を勤めたTBSが発行していた雑誌『調査情報』に連載した「夢の途中~いかにしてテレビ教徒になりしか」を再編集した単行本。 副題にあるように1978-1993で著者が関わった作品群と、当時の社会情勢との関りや交錯を回想した、私現代史とでも言うべきもの。 私がテレビドラマを作り手の名前も含めて意識するようになったのは中学に入ってからだから、ちょうど著者のディレクターデビューの頃と重なる。当然著者が
前回UPしたように、OVAでは色々と思いが果たせなかったケースがあります。途中降板ならまだいい方で、企画を通すためにさんざ作業した挙げ句、いざ実現すると別の人が脚本書いている、或いは企画そのものが無くなっている。そんなものはざら。 普通ならそういう作品については守秘義務契約があり発信できないはずですが、なにせまともな契約というものが存在しなかったかつてのアニメ界。企画だけ書かせて買い取りのギャラすら払っていただけてないのだから、契約書があるはずもなく。 なので久しぶりにそうし
前説 OVA全盛期、なるものがあった。オリジナルビデオアニメ、テレビでも映画でもなく、最初からビデオやLDで発売するために作られたアニメのことで、今でいう配信用作品に近いと思ってもらって間違いはない。確かどこかだけがOAVという表記にこだわっていたはず。二十代前半に、私はかなりの本数、このOVAの脚本を書いている。ビデオソフト(LDやDVDも)が一次の利用となると、通常二次利用以降に支払われるビデオ印税を払わなくていいということになり(例えば映画として書いたものなら、テレビや
映画秘宝EX にっぽんの刑事スーパーファイル (洋泉社MOOK 映画秘宝EX) https://amzn.to/3b1ypIs では「(新)七人の刑事」「特捜最前線」「刑事くん」について寄稿させていただいた。そのうち「刑事くん」については自分の方から書きたいテーマを申し出て強引に頁をいただいた関係で、当初の原稿を半分近く短縮した形でしか掲載できなかった。 先日、洋泉社がその歴史を終えた。その餞に、短縮前の原稿を掲載させて貰おうと思う。 佐々木守:幻の刑事くん 『柔道一
とりあえず「エゴサ」が何の略かわからない方向きではない文章です、ご勘弁ください。 エゴサの良し悪しについても、恐らく読んでくださっている方々より、散々見聞きし、考えておりますので、ご指摘いただくに及びません。 さて。 先日Twitterで 「會川昇唯一の汚点かも」 なんて呟いておられる方がおられて、いやいや恥や穢れの多い人生ですよ、とツイートをたどってみたら、どうも最近流行りのアニメ(よく知らない)からナデシコの三話を引用して 「脚本家が鬱展開ゴリ押ししたくて企画
この2日、急に新規のフォロワーさんが増えているんですが、私なにかやらかしましたっけ、ドキドキ。心当たりありすぎて、いやでもこの数日は大したことしてないし、とちょっと不安です。 えーと、えーと……とりあえず今度のトッキュウジャーが皆様の目に触れる年内最後の仕事だと思います
ご無沙汰しております。なかなかテキスト更新できなくてすみません。 最近はなにをしているかと訊かれればちゃんと仕事しているのですが、これがなかなか発表前のものが多く。 そんな中、この秋は割と皆様の目に触れるものが多いようなので、ここでまとめてご案内させてください。 まず既に店頭からはなくなっていますが 「仕掛人藤枝梅安」(乱ツインズ 十月号) 『コミック乱ツインズ』10月号、9月13日発売!! | 池波正太郎 公式サイト http://www.ikenami.info
ほぼ、タイトルで書き尽くしている気もしますが、三十後半辺りから、自分のキャリアの限界を強く感じるようになり、自分と同じ歳の頃、尊敬する先輩たちは一体どのような仕事をされていたのだろうか、と気になるようになりました。 今年も無事に誕生日を迎えられたので、ちょっと調べてみます。 笠原和夫さんは「仁義なき戦い」「県警対組織暴力」「実録・共産党」という代表作を全て書き終えられ、東映の契約を切ってフリーになられた歳です。ハイペースの仕事を一旦やめて、二年後の「二百三高地」への雌伏の
お知り合いから美味しいメロンを送っていただき、いつも生ハムメロンにしていただいているのですが、さすがに量があるのでどうしようかな~と検索したけど、やはりメロンパンとかメロンシャーベットとかのレシピしか出てこない(笑) 結局今年も生ハム買ってきて、あ、野菜も添えますよ、ルッコラとか
ちょっと思うことがあったので、吐き出させてください。 いや、別に重い話じゃないです。オタクの戯言と思っていただければ。 最後まで無料で読めるようになっていますが、面白いと思ってくださった方は、コメントをくださったり投げ銭してくださったり、あるいはその両方をいただければ幸いです。 http://wwws.warnerbros.co.jp/kaidora/almosthuman/ オタク、というと今ではどんなジャンルにいるもの、ということにされているけど、そもそもは漫画や
ちゃんとした文章書く余裕がないのでちょっとだけ。いま公開している「ハミングバード」は、ちゃんと見ておかないと今後のステイサム映画について語る資格を持てなくなる傑作です。でもって「ノア約束の舟」は「仮面ライダークウガ」で「シャイニング」、なにいってんのかわかんないと思いますが……
マガジンという機能ができたので、一つ作って見ました https://note.mu/nishi_ogi/m/m3f2e6f4eaf77
ちなみに試写で「GODZILLA」見せていただきました。 既にご覧になった方々が沈黙されているので、よほど厳しいネタバレ禁止が言い渡されているのかと思いましたが、要望は二点だけだったので、拍子抜け。ただ確かに語りにくい映画ではあります。ネタバレなしで見るのをおススメ
2014年5月に観た映画 https://note.mu/nishi_ogi/n/n85929b85342e を 2014年5月/6月に観た映画に、タイトルを変更し、 罪の手ざわり の一言感想を加えました。 どうも仕事が立て込んでて、まめに更新できないものですから、二月分まとめて読んでいただけるようにします。 目次 https://note.mu/nishi_ogi/n/n95dff5a9ad5a
「とらわれて、夏」も観てきていて、良い映画だったんですが、監督への思い入れだけでいくらでも書けちゃいそうだし、そうなると旧作見返さなければいけないので、どうしたものかと悩んでいますw