【レース予想】弥生賞 2023

タスティエーラ

元々新馬戦の内容から、府中のほうが向いているかなーと思っていた馬。
中2週の詰めたローテーションによる状態の変化も気になるし、使い詰めできるタイプなら、新馬戦から間隔をあけたことと結びつかない。無理な出走なのでは。
軽めとはいえ調教の様子も良いわけではないし、詰めて使う厩舎でないことも気がかり。この人気なら嫌ってみたい。

レヴォルタード

ルメールJがこの馬を選ばなかったという事実は大きい。3か月半の休み明けだが調教タイムに変変化はなく、休養中の成長には疑問符が付く。
相手関係から新馬戦と未勝利戦のレースレベルも怪しい。エピファネイア産駒かつ中山の横山武Jが内枠なのは怖いが、この人気なら嫌ってみたい。

△?グリューネグリーン

展開利で楽に走れるポジションが取れれば可能性はありそう。ただ今回は逃げそうな馬が他にもいる（ヨリマル、ゴッドファーザー？）のと、勝たないといけない理由に乏しいので評価は抑えめ。
ただ、勝った京都2歳Sの時計とラップはそこまで悪くなく、ドスローではなかったので（後続馬に不利こそあったが）人気よりはやれていいんじゃないか、とは思っている。
相沢厩舎は地元なのに中山2000mの成績が悪い点は気になるが・・・

△ゴッドファーザー

新馬戦のレベルが高く、未勝利戦の内容が圧勝なので人気している。
新馬戦はわざわざ関東からの遠征で出てきての内容だし、未勝利戦も福島なので中山コースに通ずるところがある。
でも人気してるなあ、とは思う。

あと気になるのは厩舎コメントで、どうやら叩き良化型らしい。たしかに新馬戦から未勝利戦も中1週と短く、今回が8か月以上の休み明けという点は割引。
でも先行できる馬で武豊Jとなるとうまく権利取りしてきそう、とも思う。3連系では検討が必要かな、という評価。

▲セッション

若駒Sではちょっと離れての3着だが、上位2頭は強かったと思うので、そこまで悲観しなくてもよいと思っている。
特筆すべきは調教の動きが前走時に比べて良くなっている点。2月の調教でラスト2F:22.6を11.5-11.1で出しており、若駒S以降の状態の上がり目を感じる。確実に良くなってくる馬、という厩舎のコメントもあるし、今のところ早熟傾向もありそうなシルバーステート産駒でもある。
人気していない今回は穴筆頭として面白いので評価を上げた。

〇トップナイフ

実績を考えるとさすがに高評価せざるをえない。勝つ必要は正直ほとんどないが、状態が悪いわけでもなく、出走馬的に極端な競馬をする馬もいなさそうで、不意のレース展開に見舞われることもなさそう。
かつ、継続騎乗している馬であり、ジョッキーの指示をこなす柔軟性もある。逃げる必要はないので差す競馬をしそうだが、それでもty買うないは来るんじゃないか。過度な1番人気なら避けようと思ったが、いまのオッズなら普通に買いたい。

☆フォトンブルー

最低人気だが面白そうな1頭。
前走から調教内容が良くなっており、タイムも出している。前走前は内から追っても併入（というかハナ差くらい遅れ）だったが、今回は外から先着している。
血統的にもハーツクライ産駒はコース適性があるし、この馬は半兄にシルバーステートがいる。右回りの良馬場ならパフォーマンスが上がっても不思議ではない。前々走は重馬場、前走はゲート不利かつマクリが合わなかったという明確な敗因もある。一変する余地が一番あるのではないか。

◎ワンダイレクト

考察時点で挙げた3点をクリアしている馬。

①サンデー系の血を持つ馬
②極端な枠ではない馬
③前目からの競馬ができる馬

①母父ディープインパクト
②2枠かつキャリアで最内も経験している
③前走は2番手付近で競馬ができていた

若駒Sで勝ったマイネルラウレアのレベルは高いと思っているので、それとほぼ差のない競馬をしてきたこの馬の評価も上がる。レースのラスト3Fも11.4-11.3-11.7と、中京で坂を上ってからの減速幅も小さい。馬郡に入れても問題ない馬なので、内枠も有利に働くだろう。

デビューが遅かったぶん路線こそ違うが、能力だけでも十分上位に入ると考えてよいと思っている。何より、騎乗経験のある他馬ではなく、ルメールJがこの馬を選び、かつ調教まで乗りに来ている。
この本気度はとても気になるところ。

あと調教の動きもよい。ある程度前目での競馬が必要なスタミナ戦なので、コース追いで長めの時計が良い馬を探していたところ、4ハロン50.0を加速ラップでたたき出していた。追ってからの加速も鋭く、セッション同様この馬も若駒Sを使ってから状態が上向いていそう。
極端な上がり特化型でもないので、出走権利が欲しい立場の馬の中では一番手とみた。

ジョッキー含めた陣営の勝負度合いが高く、前走のレースレベルから図る能力の絶対値と、調教から図る上場気配から、軸はこの馬で勝負。