【レース予想】日経新春杯 2023

ダンディズム、サンレイポケット、アフリカンゴールド、プライドランド

7歳以上は来ない、というデータに従って切りました。

プラダリア

青葉賞を勝ってからのレース精彩を欠いており、上がりの脚も目立たない。昨年の青葉賞は上位馬からまだ勝ち上がり馬が出ておらず、レベルには疑問符が付く。乗り替わりも含めて良い材料はない。この人気では買えない。

△ハヤヤッコ

7歳以上は来ない、というデータはあるけれど・・・それでもちょっと抑えてみたい。斤量については58kの経験はダートで何度もあるので戸惑いもないはず。芝に戻ってからの5走中2走で上がり最速が出せている。前走もハンデを背負いながらの5着でもあり、G3では通用するレベルの能力はある。ベテランだがそこまで間隔をあけていないので叩きは済んでいるし、重くなった今の馬場は歓迎のはず。データを見て脳死で消すのはちょっとできなかった。

△プリマヴィスタ

2勝・3勝クラスを同じコースで勝ち上がった中京2200m巧者。勝ち上がったレースでは54kで、今回相手にいるイクスプロ―ジョンに0.5秒差で勝利している。前走の中日新聞杯も14番人気で0.2秒差の6着。今回も54kで出走できる点を考えると、伏兵として狙ってみて面白いかと。
あと、ハーツクライ産駒の成績が良いコースなのも好材料。

△ヤマニンゼスト

正直、この人気で手を出すのは嫌だが、神戸新聞杯と菊花賞の結果から考えると抑えてもよい1頭。

ずっと引っかかっているのは昨年夏の札幌2勝クラスで普通に負けている点。この馬が本当に強いのかはずっと疑問に思っている。神戸新聞杯がフロックであり、菊花賞はあまりにもタフな展開が合っただけなのでは・・・なんて思ってしまう。
前走菊花賞以外の近走では上がり上位の脚は使えているし、ロベルト系の血統はタフな今の中京に合いそうではある。若い馬は基本的に好成績なので、迷ったけれど抑えることに。

▲ヴェローナシチー

正直、この人気で手を出すのは嫌だが(パート2)、他馬と比較すると消去法でこの馬になった。
エピファネイア産駒、鞍上の川田Jのコース適性は非常に高い。中京は何度も経験したコースだし、上がり最速を記録できたこともある。レース内容にムラがあるので軸にはしにくいが(出遅れもするし)、適性面では有利かと。
ちなみに、日経新春杯は3勝クラスの馬でも勝利実績があるレースである。能力がある馬だとは思うし、鞍上のエスコートがあり、ゲートをうまく出ればOP馬相手でも好勝負できそう。

〇ヴェルトライゼンデ

実は意外と上がりを使えているタイプの馬でもある。昨年復帰してからの3戦は上がり2位or3位。適性外でないならば、このメンバーで着外にまで敗れるのは想像しにくい。
斤量が重く、かつ過去の最大から2kも増えるのは良い材料ではない。ただ、馬格はあるし、他馬とのレベルを比較しても、斤量によって断然の人気ではなくなるなら、十分狙ってよい気はする。
重くなった馬場でも勝利経験があるし、雨はマイナスではないだろうし、安定したパフォーマンスはしてくれるんじゃないだろうか。

☆イクスプロ―ジョン

馬場とコース適性から気になる。オルフェーヴル産駒である本馬にとって、走ると土を含んだ芝が蹴りあがるほどの重い馬場は好材料。また、中京芝での成績は3-2-2-3 で、新馬以外の勝ち鞍はすべて中京。
あまりの中京巧者ぶりから、適性による一発を期待したい。リステッドを勝っている分ハンデがちょっと重たい気もするが、未経験の重さではないのでセーフかなと。

◎ロバートソンキー

考察時点で挙げた2点を高い水準でクリアし、残り1点はギリギリクリアしている馬。

2200m以上のレースで上がり最速を出して勝利している馬
上がり最速の経験が何度もある馬
若めの馬

①2400m以上のレースでは7走中3走で上がり最速、2走で上がり3位以内の末脚を発揮している。上り最速だった3走のうち2走で勝利している。
残りの2走は阪神3000mであり、コース適性外だったとみる。
②キャリアの11走中、7走で上がり最速を記録。末脚は一級品。
③6歳ではあるが、キャリアは11戦と少ない。

元々高い能力をクラシック時期から評価されていた1頭。重賞戦線に顔を出しては好走をする非OP馬の印象が強かったが、昨年ようやくOP入りした。
前走オールカマーでは上がり最速を記録してジェラルディーナの2着。ヴェルトライゼンデにも先着している。
この実績でありながら収得賞金が少ないためか、斤量が57kで済んでいるのは好材料。

中京コースも2000m・2200mで上がり最速を記録して勝利している。末脚が活きる直線の長いコースは適性が高い。とにかく末脚を発揮すればよい形式のレースは強いだろう。今回の逃げ馬はキングオブドラゴンとアフリカンゴールド。どちらも飛ばす逃げは打たないタイプなので、スローの展開になる点も有利に働く。
キャリアの半数以上を2200m以上の距離で使われているスタミナタイプで、やや荒れて重たくなった中京の馬場はとても合うだろう。

不安材料を上げるならば鞍上が今週は中京で別の乗鞍がないこと。
伸びるコースが決まっている馬場なので、その読みを間違えてコース取りを失敗すると凡走するかもしれない・・・

ただ、それ以上に買い材料が多く、安定感もある馬であることを考え、この馬を軸にして勝負。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?