#OnTrackNight #MDC2024 新しい陸上を観てきました
昨日は「On Track Night」というイベントに参加してきました。
On Track Nightsとはこんなイベントです。
文中に掲載されているMDCとは「MIDDLE DISTANCE CIRCUIT」の略。日本トップクラスの中距離ランナーが参戦するレースというだけでなく、陸上が与える体験価値をアップデートしようとしている大会だと僕は解釈しています。
昨日のイベントはOn Track NightとMDCのダブルネームのイベントということですが、どちらも目指していたのは「レースの概念を変える」ことです。
主催するTWOLAPS代表の横田真人さんから話を聞いていてとても興味があったのと、ちょうど時間が確保出来たのでチケットを買って参加させて頂きました。
陸上のイベントにDJブース
まず驚いたのはDJブースがあること。DJブースではDJが交代で音楽をかけているのですが、芝生の上で音楽を聴いているとフェスのような気分になりました。
選手の入場シーンにも火花が上がったり、煙が出たりといった工夫が。
陸上のトラックにトンネルやゲートが
陸上のトラックも通常とは異なり、観客が芝生のグラウンドに入れるようにトラックをまたぐゲートが設置されていたり、トラック途中にはトンネルが設置されています。
陸上の大会だけどダンスパフォーマンスも
レースだけでなく、ダンスパフォーマンスも。
演出の細やかさも印象に残りました。実況はTBSで世界陸上の実況を担当している佐藤文康アナウンサーが担当。トラックの横にはLEDが設置されていてタイムに沿ってLEDが光るようになっていて、記録が視覚でわかるようになっていました。
会場内には大小様々なカメラを持ったカメラマンがいて、映像班も、スチールカメラマンもいて、開催中も開催後もコンテンツが出せるように工夫しているのですが、ここにお金をかけるのは簡単ではありません。多くのスポーツイベントはここを真っ先にコストとしてカットしてしまうので。
パン食い競争やインフルエンサー対決などレースにも工夫が
レースもただスピードを競うレースではなく、著名人によるパン食い競争やSNS強者たちによるインフルエンサー対決、1周ごとに最下位の選手が脱落するエリミネーションマイルレースなど、様々なルールのレースが企画され、飽きないように工夫されていました。
会場にはキッチンカーだけでなく、様々な企業が協賛し、ブースを出店。
なでしこリーグのスフィーダ世田谷FCもブースを出店していました。
派手なイベントだからこそ関係者との関係構築が大事
Onという大きく成長している企業の後押しを受けたとはいえ、こうした大会が開催できるのは、主管の公益財団法人東京陸上競技協会や会場を提供している世田谷区といった組織が協力しているからだと思います。世田谷区が協力しなければ芝生の上にブースを出店することも出来ませんし、公益財団法人東京陸上競技協会が協力しなければ、公認レースとしても成り立ちません。先進的な取り組みを、きちんと組織との協力関係を築いたうえで実現しているのは素晴らしいと思います。
こうした組織との協力関係を築くには、時間をかける必要があります。横田さんだけでなく、TWOLAPSの皆様が時間をかけて主管ならびに後援組織との良好な関係を築くために「GIVE」をたくさんやってきたんだろうなと想像したり。こうした長年の努力が実を結んだ素晴らしいイベントだったと思います。
このイベントは今後様々な影響を与えると思います。このイベントがよい前例となって「自分たちもやってみたい」と思う人たちが増えるはずで、同じようなイベントが増えることが、陸上の活性化にもつながるし、何より価値向上につながるはずです。そして、僕自身もたくさん学びを…というか、単純に楽しかった!イベントを運営した皆様お疲れ様でした。
サポートと激励や感想メッセージありがとうございます! サポートで得た収入は、書籍の購入や他の人へのサポート、次回の旅の費用に使わせて頂きます!