トッテナム・ホットスパーの戦いから学ぶヨーロッパサッカー「モウリーニョはどう凌ぐのか」
2019年の年末、新大阪駅構内のカフェで、大阪経済大陸上部・長距離ブロックヘッドコーチの竹澤健介さんとサン工業の桃澤大祐さんにお会いしました。
竹澤さんは桃澤さんのアドバイザーとして、週に何回かのペースで電話で話をしているそうです。2人の取り組み、2人の関係は別の場所で書くとして、僕がここで書きたいのは「コーチは手元にある選択肢の中で最善の選択をしなければならない」ということです。
竹澤さんは大阪、桃澤さんは長野にいらっしゃるので、2人が直接顔を合わせる機会は限られます。しかも2人とも元々知り合いというわけでもなく、ラジオ番組のふとした話がきっかけで実現した組み合わせなので、まずは信頼関係を構築からスタートしつつ、電話でできることも限られるので、出来ることから始めていると感じました。
人に何かを教えるとき、自分の手元にあること、教えたいことをいきなり全部教えようとする人がいるのですが、相手は自分ではないので、どんなに天才であっても、伝えられたことをすべて理解して実行することは不可能です。目の前の人や置かれている状況に応じて、選択肢を提示した上で、実行してもらう。それしかないと思います。
竹澤さんは「何もしてない」と口にしていますが、桃澤さんが選ぼうとしている選択肢について意見を提示しつつ、選ぶのは桃澤さんという考えで携わっているように見えます。竹澤さんの頭の中には他の選択肢があるのですが、最善策としてこの方法を選んでいるように感じました。とてもクレバーだと思います。
なぜトッテナム・ホットスパーと関係ないことを書いたかというと、今のトッテナム・ホットスパーがおかれている状況が厳しい状態で「限られた選択肢の中で最善策を選ばざるを得ない」状況だからです。
ギリギリの状態で戦うトッテナム
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