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誰もが安心して生きていける世界へ

冒頭
新年がスタートしてのつぶやき

ようやく新年が始まって1ヶ月が経ち、今年はどの様な年にしていきたいかについて、目標も定まったのではないでしょうか?  私は今年の年末年始において非常に長かったことから旅行に出かけたり、元旦には三度目の自宅近くで初日の出・初富士を見に行ってきたり親戚に挨拶に出掛けたりなど、有意義な休養をとりながら過ごしました。
今回は、「居場所」と「繋がり」を基準に、誰もが安心して生きていける世界への実現をテーマに、障害者と健常者の境界線、本物の友情魂などを加えて記事にしていきたいと思います。

障害者と健常者の境界線

世の中は色んな人が生きています。 外国籍の人、障害のある人、難病を持って生きづらさを抱えている人等 自分の周りの人が同じ人だということは基本は無いでしょう。そんな中で周りの支えや配慮を得られながら過ごしていける環境で居られるのは幸せな事だと感じます。今回は日本と欧米の特別支援教育ということで、障害者と健常者の境界線について、少しでも解説出来たらなと思います。
日本での障害のある方の教育と社会につきましては、基本的には分離分断で受ける場合がほとんどです。 しかしながら通常学級と交流して授業を受けることにより、できる限り多様を認められる環境になれたら非常に嬉しいことだと思います。中には通常学級との交流をとらない学校もありますが、場に囚われすぎてしまうほど子供の人生に諦めかけない様にここのレベルでサポート等をして欲しいものです。
一方で欧米の教育では場に囚われず個々のニーズによって個別最適なレベルで組み合わせています。これは障害のある子のみならず、健常者でも同じものです。 アメリカの現地校に通ってた経験を振り返りますと、中等教育からのシステムとなっていますが、私が居た地域では三つのコース毎に生徒が選択してカウンセラーによる生徒ごとの適性を把握した上で教科担任制を主にスケジュールを組みあわせていました。(今回は詳しい説明はしませんが、またの機会に)
どちらにせよメリットもあれば課題もありますが、ご存知の方も中に入るかと思いますが、2022年9月に、国連より日本政府に対して、障害児の分離教育・精神障害者の強制入院を廃止するよう指摘を受けましたが、これに対しこの現状のままでも良いのか完全に100%欧米教育を導入した方が良いのかについては難しくなんとも言えない状態ではございますが、確かに障害者・健常者が完全に分離されている状態であれば相合理解を得られることが無いのは否定出来ません。けれども社会に出たら幅広い方々と共に過ごすことになりますから、自分と同じレベルの人ばかりでは無いのは当たり前ですね。違うレベルや人種の人に対する差別が生まれてしまえば、誰もが安心して過ごせる居場所ではなくなってしまいます。出来れば幼い頃から外国籍の人や違うレベルの人と定期的に交流することが出来れば、少しは人との違いを認め合えるひとつになるかと思います。

やはり同じレベルを目指すのは辞めるべきかも??

日本では国からの学習指導要領に則って全国的に教育が展開されていますが、欧米では州や地域によって教育の展開が任されています。特に受ける教育レベルやプログラムが個々により異なっている観点から、皆が同じレベルでの教育を受けることは無いでしょう。なお、日本の学習指導要領は10年毎に改定されることから全ての世代の人が同じ内容で教育を受けることは基本ありません。日本と欧米現地校の教育 特別支援教育の観点を簡単に言うと、日本は学校や教室という場が前提となっていて、成り立っていることからその「場」に入るとその「場」での教育に囚われることとなり、特に集団で動くことから判断も集団によることが多い気がします。 欧米では障害者教育はあるものの、ニーズにより個別最適に組み合わせていることです。 これは文化によって成り立っていることだろうと考えます。特に配慮や個別の教育支援計画の観点で言うと「米国ではインクルーシブ教育を大前提に、法的根拠をもった人権保障として、授業や試験での合理的配慮が行われている。一方、日本は『配慮』という言葉ゆえに、本当はやらなくていいことをやってあげているという意識がまだ強い」との事です。
冒頭でも話した通り欧米での文化を簡単に言うと、赤の他人とのコミュニケーションにオープンで、ちょっと変わった人がいても“個性”として受け入れられていることで成り立っています。どちらにせよ課題はありますが、何度も言うように全ての人が同じレベルになるのは難しいことではありながらも、歩むべき道は人それぞれ違いますが、他人に流されず自分のペースで選択して道を切り拓くことが大事な事だと改めて知りました。日本でも最近、特別支援教育を受ける子が10年前より増加していることから、出来る限りそろそろ皆が同じレベルを目指すことなく、個々のニーズに応じて個別最適なプログラムを組みあわせるべき時代になっていくかと思います。完全には難しいことだと分かってはいますが、子供達が落ちこぼれることなく少しでも安心して自分のペースで生き生きと学んで育つための取り組みが必要です。大切なのは法則化したりいずれかの教育が一本化になることが無く一人一人のニーズに応じた実践を積み重ねていくことです。

初めての対面での再会

つい先月の年末年始に、欧米の日本人学校に通っていた時の同窓会に参加しに行ってきました。その当時の普段は特別支援学級に所属しているのがメインではありましたが、今回は私が所属していた学年の通常学級を主とした交流学級(以下親学級)だった子たち主体の会でした。 同校特別支援学級では、当時5名の児童生徒が在籍していて、各自所属している学年の親学級との交流に力を入れており、親学級側にも籍を置かせて頂き、授業や昼食時間を通して定期的に関わりました。私にとって学校の外でも、ある子は家が一緒だったり、ある子はスクールバスでの席が隣で話することが多かったり、その他にもプレイデート等を初めとした習い事やサマーキャンプなどで集まることが多く、私にとってその子達とは頻繁にお世話になることが多かった気がします。
あの子達と連絡取れるようになったのは今から5.6年前でもありながら、大半は私の存在を覚えてくれていたことに対して非常に有り難く嬉しかったです。それからその子達の現在までの活躍振りを陰で見守りながら応援していましたが、今では殆どが大学生になって間もなく卒業迎える頃ではございますが、学校生活を大事に送りながら沢山の苦楽を乗り越えて楽しい日常を過ごしているのが目に浮かびます。
今回の参加を通して、姿を現すのは初めてで、遂に対面での再会は学校を離れて以来10年以上振りでしたので正直緊張はしていましたが、会場に入ったあとに来てくださった先生方へのご挨拶を初めとして、メンバー方とも話をする事が出来て安心しました。久方ぶりに健常者の方々と接していながらも色んなことを語り合いました。
これまでは生徒のみで開催されていたということをお伺いしましたが、今回は小学校卒業して10年、メンバーの殆どはそろそろ大学を卒業して別々の道へと歩む節目を迎えることから、保護者と教員を交えて盛大に盛り上がりました。会場内に幹事たちが持ってきてくれた在学中の思い出の記念品が展示されていて、その中で毎年学校全体で書いていた原稿文集を、誠に勝手ながら拝見させて頂きましたが、その中で4年生の時に支援級側の元担任が書いていた『よいともだちでいよう』(詳しくはまた3月頃に記載します)という原稿をみて、自分にとっても非常に心に刻んでおかなければならないと思いつつ、自分がこれまでの友達関係において間違った考え方だったことを後悔しながら認めました。

本物の友情魂
実際の参加を通して

実は私も今回の参加の件について、両親にも共有致しましたが、「話が合わず落ち込んで帰ってくると思うよ」と反対意見を言われました。けれどもあとは黙ったままでもありながらそのまま行ってきましたが、しかし実際参加した結果は違いました。大半は現役だった頃の思い出話でもありながら、ポジティブな雰囲気で一人一人に対して暖かく迎えてくれながらの開催でした。最も行きたかった主な理由は、連絡取れることが出来て仲間の存在を覚え合っていたことに対して、会わないままでいるのは勿体ないと感じたことと、自分の考え方をポジティブ化に変えたい意思があったからです。それは、当時の学校行事の運動会や学習発表会などで練習から本番まで一緒に参加させて頂いたところ、皆さんは何事にも積極的で前向き思考だったことから、時には練習で失敗しながら凹むことなく強い絆を素に立ち上がって一つ一つのプロセスを積み上げて成功するまで導いてきた事が出来たこともありながら、日常を通して毎日楽しい時間を過ごせたことだと感じます。このことから皆さんの人柄がポジティブで育ちがよく前向き思考だった風土が維持されていることに対し、『誰もが安心して過ごせる居場所』であったことから、離れて日本に本帰国しても定期的に集まっていながらこうして繋がりが維持できていることから、あの子たちの友情魂は正しく本物だったことを改めて確認できました。それは特別支援学級であろうが、健常者のみの通常学級であろうが全く関係ありません。あの子たちが独特に築き上げてきた非常に強い絆だったことから、あの子たちの場に集まっているだけで非常にポジティブ化になる程の影響力があります。なので自分もメンバーの存在として受け入れてくれたことは非常に有難かったことだと改めて感じました。なので今回参加した時も、この友情魂の風土が維持されていたことから明るく楽しい雰囲気で盛り上がったことだと思いました。
そんな中で日本での通常学級の人間関係や授業などのペースに中々着いていけずに馴染めなかった子はいっぱい居ましたが、それでもあの子たちの友情魂の絆などで優しさや一人一人の仲間に対する思いやりの心がある環境で居られたのは非常に有難いことから、私にとって関わっていた親学級があの子たちのところで本当に良かったと改めて感じました。当日に流されていた現役の頃の映像が送られてきて再生したところ、当時自分は何してたんだろうと思いながらあとから記憶が蘇って来て感動泣きしました。なので今回参加してきたことに関する結果は後悔することがひとつもなく楽しかったです。逆に行かなかった方が後悔していたかなと思います。何ならばもっと前にやりたかったことではありましたが、それでも今のうちに行けて良かったことから対面で再会できる機会を与えてくれたのは非常に嬉しかったです。日本人学校の特別支援学級には親学級との交流制度を始めとしてこうしたご縁を頂いたことに感謝しています。なので今後も支援級側のメンバー、親学級のメンバーも維持できている繋がりに感謝しつつ、今後とも長期的な付き合いが出来たらいいなといつも思っています。今回企画してくれた4人の幹事の方々を初めとして一緒に参加してきたメンバーには感謝感謝です。

終わりに
今後を通して

繋がりを通した自分磨きの目的は、有毒な関係を断ち切って、ポジティブ思考の繋がりを維持しつつ影響を受け取ってネガティブ思考を手放し自分を磨きあげながらポジティブな考え方に変えることです。まさに今回の同窓会の参加は色んな気づきを与えてくれて達成だったひとつでした。最終段階は完璧思考を手放すことから、来年度からどのような生き方でいた方が良いのかについて真剣に考えていることです。過去は変えられませんが立ち直れば未来の道は切り開けます。今後の自分の将来がどのような選択を得た方が良いのかについて思考回路しながら考えて、前に進みながら歩み続けて参ります。

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