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かん字頻度をグラフにして見た。目安は500字?

 文化庁のデータをもとにかん字の出現頻度をグラフにして見た。

 縦軸に%,横軸に頻度順漢字数にしてある。
 宮下案の101かん字では日常生活における約20%のカバーであったが,全体の頻度順で言えば100位までのかん字で約35%となる。宮下案で出てきていないかん字が多く使われていることになる。
 小学2年までに学習するかん字は240字。これも頻度順のかん字で見ると頻度順の上位240字ならば約55%がカバーできることになる。
 小学3年生までに学習するかん字は440字。これも頻度順のかん字で見ると頻度順の上位440字ならば約70%がカバーできる。
 小学4年生までに学習するかん字は640字。これも頻度順のかん字で見ると頻度順の上位640字ならば約80%がカバーできる。

 計算について言えば,〈大人になっても小学校3〜4年生程度の計算力で十分〉と言う人がいる。どうもかん字についても同じことが言えるようだ。500字を越すあたりから覚える労力に対して日常で使用する効率が悪くなる。結局かん字を多くするのは固有名詞(人名・地名など)である。これら…固有名詞を別にすれば,日常生活で使うかん字はそれほど多くない…と言いきろう!

2024/09/21記 一部編集をして公開


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