花騎士(フラワーナイトガール)の10周年人気投票はなぜ炎上したのか?

こんにちは、仮面ライダー龍騎の感想ぶりの記事となります。

私個人としても、ネット名義でももうカクヨムで活動しているため、言うべきか迷ったのですが。

この惨状を一人でも多くに知ってもらうため、一念発起して筆を取った次第です。

(※場合によっては作家生命が犠牲になるため、バズってほしいけど、バズってほしくない複雑な記事です)

まずは花騎士(フラワーナイトガール)ってどんなゲーム??

既にご存じの方は飛ばしていただいて結構です。

『FLOWER KNIGHT GIRL』は、YourGamesが開発しDMM GAMESより提供されているブラウザゲーム。2015年1月27日サービス開始。スマートフォンではアプリケーションソフトウェアとして2018年8月29日にリリース。略称は「花騎士」。(wikipediaより引用)

なお、開発が「YourGames(通称ゆあげ)」となっていますが、2021年11月に運営は「株式会社KMS」に移行しております。(ここ伏線ね)

よくある量産DMM GAMEのひとつじゃん、と思った方も多いのではないでしょうか?

その認識で概ね間違っていません。

しかし、このゲーム妙にこだわって作られており、これだけたくさんのキャラを抱えつつも、所謂「使い捨てキャラ」がいない。という稀有な存在となっております。

キャラの描写が丁寧

☆2や☆3、☆4のぶっちゃけ「はずれ」のキャラであっても、ストーリーでの活躍はもちろん。

後年に☆5(金レア)や☆6(虹レア)(所謂SSR)として再登場することも珍しくありません。

花トークというエリア会話機能があり、すっげーマイナーなキャラが登場して「覚えててくれたんだ!?」と驚くことも多いです。

メインストーリーも1~3部は「よくあるやつ」でしたが、4部以降は作り込まれた壮大な伏線が回収されて圧巻です。

メイン5部ではいち抜きゲーにも関わらず、壮大なスケールで「星間都市山脈 オリュンポス 神を撃ち落とす日」をやりました。

描写が丁寧なのは関係性だけではありません。物理的にも丁寧です。

SDグラフィックが綺麗

このゲームがよく評価される項目です。

「DMM GAMESあるある」であるSDキャラ(簡易表示)ですが、このゲームその点において手抜きはありません。

エリンギやトウカはゆあげ時代(以下、2020年1月以前~を『ゆあげ時代』と表記します)(微妙に運営が変わる時期とズレていますが、ここも伏線です)の『配布キャラ』なので、有名な例ではないでしょうか。

筆者にgifを撮る技術は無いが、すっげー動く。

わりと新しめのSDで固めてみました。ホシクジャク(左から二番目の赤い髪の子です)とナルコユリは趣味です。

この右下のかわいい子はナルコユリと言います。無料です。囁くようなウィスパーボイスは必聴。

ちなみに、左下のカサブランカ様(SSR)も無料配布キャラです。

配布キャラって超技術をタダで投げつけてくる行為でしたっけ??

SDだけに留まらず、季節限定ボイスも豊富です。
図鑑でボイスを再生しているだけで、30分は軽く過ぎます。

キャラクエもフルボイスなため、専用装備を集めているだけでも小一時間過ぎます。

もちろん、スキップしてもペナルティが付くことはありません。
(ここ、笑うとこね)

と、キャラ一人一人を丁寧に描いたゲームなので個別のファンも多いのですが、これが「後述のとある要素」と悪の化学反応を起こして、とんでもない事態を引き起こします!!!!

本題:じゃあ、何が問題だったの??

それでは、このゲームの配布キャラに力の入れようが伝わったところで、記念すべき10周年記念配布キャラをご紹介しましょう。この子だ。

こいつは悪くないんだけど……。


補足説明いたしますと、先にマンリョウとヒャクリョウというキャラがおりまして、この子は名前に引っ掛けたダジャレキャラです。

内輪ノリだよ!!!!

まあ、それ自体はいいでしょう。周年で内輪ノリをするのは、珍しいことではありませんからね。

それでは、記念すべき10周年記念ガチャの目玉キャラを紹介いたしましょう。こいつだ。

この子も悪くない。


一応、この後にちゃんとしたアニーバーサリー(どんな日本語?)として、人気キャラの別衣装ガチャが開催されました。

なので、まあ、いいでしょう。

目玉の世界花(基本的に性能が壊れている)。

や、古代花騎士(性能が壊れを通り越して、このゲームを「ジュズダマのいる花騎士」「水着タケのいる花騎士」にした)ガチャも無事に開催されましたし。

古代花騎士ガチャと世界花ガチャの告知がくっそサイレントだったのは、この際、目を瞑りましょう。

※性能的に破格のキャラなので、意図的に隠蔽した疑惑もありますが、私は単なるうっかりだと信じます。

世界花や古代花騎士は性能を度外視しても人気キャラであり、復刻はかなりありがたいことです。

ん、お前今、人気キャラって言ったか?

特に古代花騎士のサブストーリー(キャラクエとは別)は、ここだけで一代オムニバスとなっており、読み応えが凄いです。

討伐→サブストーリー→封印の古代花騎士から読めます。
タケ(幽谷に彷徨う月の姫)で泣いた後、最終章でもう一度泣く。

これは完っっ全に余談なのですが、花騎士というゲームは、プレイヤー(団長)の干渉が少なく、かつ女女関係(女同士の関係性)を描いたものが多いため。

こちらジャンルが『百合』となっております。

前述の古代花騎士ストーリーに至っては、さながら『死別百合合同アンソロジー』です。

筆者もそんな『百合作品』愛好家の端くれの一人であり、ついぞカクヨム様にて自らオリジナル作品を執筆など……

百合の無量空処をくらった


閑話休題:少し話が脱線しました。何もなかった。

10周年記念として、ロータスレイク世界花である「レン」も実装されました。

性能がいまいちだって? ボクっ娘は、かわいいんだよ!!(椎名立希)

べつに弱くはない。

同じく人気キャラである世界花「リリ」も2025年2月11日現在PU中です。

強いです。

「迎撃」というスキルの詳細は省きますが、要するに立ってるだけで勝手に相手が溶けます。

嫁です。

『有償限定ガチャ』とかいう「ありえない日本語」で面食らうかと思われますが、まあ言い換えれば2万天井なので、6万天井の某アイドルゲームや9万天井の某リズムゲームに比べれば安いほうです。

それより、お前今、人気キャラって言ったか?

凄まじい集中……!!


いつもの顔ぶれ。


打撃との誤差、0.000001秒以内に呪力が衝突した瞬間

空間は歪み、呪力は――黒く光る

殿堂入りしろ!!

無事に炎上しました。

はい、というわけでいよいよ今回の主題です。

人気投票システムがふざけています。

このゲーム、人気投票で上位のキャラは別衣装として後日、実装されます。

前述したとおり、このゲームはキャラクター一人一人が繊細に作り込まれており、

別衣装のキャラはボイスも一新され、全てフルボイスです。

人気投票常連のキャラは(ネタ切れ防止なのか)だんだんボイスが甘々になっていき、人気投票常連の「アネモネ」というキャラは、とうとう想像妊娠して子供がいます。

いや、嫌いじゃないよ!
お前らのことが嫌いなわけじゃない!

嫌いなのはお前だよ、運営(ゆあげ)。

言っておきますが、人気投票自体は毎年のように、いや文字通り毎年炎上しています。

今回は「投票形式」がまずかったんや……。

それ以前~2015年~2023年以降登場キャラで、個別にセクションを分けた結果、


実際の得票数に関わらず、
その部門で1位になれなかったキャラは切り捨てられるまさかの
「比例代表選挙」になったのです。


得票数は非公開なため、私たちは、知り得ません。
彼女たちが何票の差で負けたのか。

私がリリに投票した500万票も、等しく「ケツ拭く紙にもなりゃしねえ」になりました。
(実際は運営さんが見てるだろうから、無駄ではないと信じたい)

2000万票が指標らしいので、これで4分の1らしいです。

私が「リリ」に投票したのは、推しの「ホシクジャク」では勝てないだろうな。という打算に満ちたもので、私に運営を非難する資格はないのかもしれません。

それでも、500万票を走ったのは、紛れもない事実です。
スキップ機能の実装により、周回も楽になりましたが、全自動で投票してくれるわけではありません。

なにより、気持ちを裏切られた感が強いです。

ガンダムもそう言っている。

あの500万票は、なんだったんでしょうね。

雀の涙ですが、ホシクジャクにも100万票投票しておきました。

筆者の正妻です。


まあ、2000万でも500万でも100万でも、1位になれなきゃ等しくゴミなんですけどね!!


左が運営です。

こんなの人気投票じゃねえよ!!

あるお方は花騎士の人気投票を「レイドバトル」に例えておられましたが、これでは正しく「比例代表選挙」です。

「勝ち目」なんてものはありません。
いつものように、いつものキャラ(支持する母数の多いキャラ)が入賞するだけです。

カクヨムの賞レースですら、もっと勝ち目はあると思います。

終わりに。

こんなことで本業の執筆活動に支障をきたしたくないため、この辺で〆ます。あんま長くても読まれんしね。

花騎士はこれまで、幾度もサ終しかけてきたコンテンツでした。

・2018年:アプリ版実装によるブラウザ版の事実上の廃止。
(現在は修正されましたが、当時はグラフィックがカックカクになりました)(筆者はこの時期に一度やめました)

・2020年:虹色メダル(事実上の天井システム)の事実上の無価値化。
(こちらも現在は、ほぼ改善されています?)

・2021年:運営会社の変更。(※後述)

・2022年:ジュズダマ実装を代表するインフレの加速。
(あなたがお遊びのゲームは「ジュズダマがいる花騎士」です)

・2024年:有償限定ガチャ実装による無償石の無価値化。
(無価値ってこたあないが……)

たまに株式会社KDMを非難する方もおられますが、私はむしろ「ゆあげ時代」から「真面になった」と感じています。

私が復帰したのも、ブラウザ版が真面に遊べるようになったKDM時代以降ですし。

それに争点の人気投票は、ゆあげ時代からの施策ですしね、施策……いや、禍根とでも呼ぶべきか。


最後に。


現在、花騎士のメインストーリーは佳境中の佳境に入っており、
「これで終わるんじゃないの?」と悪意なく囁かれています。

お前に、こんなところで死なれちゃ困るんだよ。(ライバルキャラ)

筆者は人気投票事件で遊ぶモチベが下がりに下がったので、note様をはけ口にさせていただきました。

いやあ、言いたいことを言語化すると、結構すっきりするもんすね。

まあ、しばらく副団長(※秘書艦システム)の顔も見たくないので、ログイン勢に徹しようとは思いますが。


ここまで駄文にお付き合いくださり、ありがとうございました。

ここらでカクヨムのほうの宣伝もしときたいのですが、あの作品はなにを血迷ったか、パロディを入れ過ぎたので……真の代表作が完成するまで名前は伏せておきます。(どちらも百合作品です)(百合が好きなので)(鋼の意志)
(百合好きでこの記事を読んでる酔狂な方がいらしたら、私のXアカウントから飛んでみてね☆)

花騎士の人気投票について公式アンケートも設置されているため、
私のように長文が書けないよ~という方も、公式に直々に不満をぶちまけましょう。


ゆあげ(真名開示)、決着をつけよう――。

「呪い」と書いて「人気投票」と読む


一応、有料記事の部分に「もうじき公開する自作の宣伝」を書きます。
今カクヨムに上がってるやつとは別の作品です。
買ってくれた人に何もないとあれなので、ワンシーンの一文も先行で上げちゃいましょう。

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