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  • 心象日記

    意識の断片を寄せ集めたもの。そんなもんでしょ?暮らしって。よく構成されていないからこそ、「心象日記」。

  • 就活

    就活に対する考えをまとめました

  • 水面の光をつかむ

    個人的な話を詰め込んだ

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    棲み分けは不明。もしエッセイ集を編纂するならば入れたい記事をカテゴライズ。

  • 生活のエッセイ

    整えた文章を書きたくなる時もある。

最近の記事

文系院生就活Q&A

割と需要がありそうなので、文系院生(人文系)の就活状況について書き記しておく。ぶっちゃけロールモデル確立していないのは事実だと思う。 就活予定の院生はもちろん、大学教員や学部生も文系院生の就活状況を知りたいようなので、私の実体験を紹介しておく。 既に、2つの記事を書いているので、詳細については以下の2つを参照していただきたい。 就活中ないし就活終了直後に書いた記事なので、比較的鮮明な記憶をもとに書いた。具体的なエピソードは上記の記事で紹介したので、今回はよく聞かれること

    • 24卒文系院生、就活を語る

       誇大広告的タイトル。だが、文系院生として就活の体験記を書く!文系院生をリプリゼントすることが妥当だとは思わないが、ロールモデルが確立されていないので、経験を交えながら文系院生の就活について語る。 0. はじめに はじめまして。わたしは、某大学大学院で人文学系の研究室に在籍するM2の大学院生(24卒)である。アンチ合格体験記(生存者バイアス)なので、別に武勇伝を述べたいわけではない。ロールモデルの少なさに課題意識を持っているので、経験を書こうと思った次第である。就活のハウト

      • 人文学院生の就活

        「人文学を大学院で研究するメリットってあるんですか」 就職活動において、この手の質問に遭遇することは多い。 背後には「役に立たない人文学を大学院で学んでもビジネスに還元されないだろう」という考えがあるのだと推察できる。是非はひとまず措いておくとして、このような考えを持ったビジネスパーソンは多いのだろう。 「率直な感想としてですが…書類を見ただけでは、気難しそうという印象を受けました。全然違いますね」と言われたこともある。理由を聞いたら、文系の大学院生にはそのようなイメー

        • 本が読めなかった

          現代文の参考書に載っていた書籍を片っ端から大学図書館で借りたものの、何一つ理解ができず、しばらく学問の世界から離れようとしたことがある。 確かに、私はそれなりに現代文ができたし(得点ができる、と言う意味に過ぎない)、きっと難しい本も読めるだろうという甘い見通しがあった。 が、大学図書館の蔵書の群れには完膚なきまで叩き潰されてしまった。 人文学系の学部に入学し、一年次はずっと教養の授業を受けていた。学問とは先行研究の間隙から新しいことを指摘するものですよ、と後の指導教員に言

        文系院生就活Q&A

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        記事

          心象日記0204 割り切りの美学

          自分のことをいい人だと思い込みたい。 そんな感情に支配されつつあったが、ようやく自分の中の醜さと向き合う準備ができた気がする。 親しい人に「自分が思っているほどあなたはいい人ではない」と言われ傷つくこともあったが、本当はわかっていた。 数日に分けて食べようと思ったチョコレートを一日で食べちゃったこと。これは、カヌレ35個を一気に食べたフワちゃんを見て許せるようになった。うまくいかないと、ちょっとしたパニックになってしまうこと。ラジオで発狂するフワちゃんを見て、許せるようにな

          心象日記0204 割り切りの美学

          心象日記0203 板チョコにカミツキガメ

          板チョコレートに齧り付く。あの軽快な音が心地よい。最近の板チョコレートのサイズ感は、ひとりで食べるのにちょうどいい。ファミリーパックのチョコレートを独り占めするのは、ちょっも長期戦だし、罪悪感が大きい。いっそのこと、噛み付くのがいい。バキバキ割っていく感じが堪らない。数ヶ月前から、輸入チョコレートを探索していたが、最近は日本製のチョコレートに回帰しつつある。安いし、小さいし、胸焼けがしない。なんか、不景気を凝縮した感じのコメントになり、ビターな気持ちになった。 自ら不自由に

          心象日記0203 板チョコにカミツキガメ

          心象日記0202 ラララ都会讃歌

          都会は怖い。 疲れてふらふら歩いていたところ、「ぼやぼやすんな!」と叱責されてしまった。続けて何か言っていたが、こちらは爆音でシティポップを聴いていたので聴こえなかった。メンタルヘルス。知らん人の暴言こそ、真のシティポップかもしれない。まぁ、よく言われたことだけど、シティポップは都会を美化しすぎている。ゆらめくシティライト、摩天楼は残業の光で構成されている。都会の喧騒から逃れるためにシティポップを爆音で聴くなんて、皮肉なことである。 シティライト・摩天楼の高速・ディスコのフ

          心象日記0202 ラララ都会讃歌

          心象日記0201 性善説と踊る

          カッコつけられないのは、プライドの高さにも起因しているように思う。 私は、カッコつけた言動ができない。なんか、ちゃんとした文章を書こうにもふざけてしまうし、みんなの前で話すとしても、何らかのボケを入れないとやっていけない。とりあえずポンコツであることを示して、親近感を誘っちゃう。自虐ネタもお手のもの。 ヘラヘラしているから、プライドが低いかと思いきや、私のプライドは相当高いようだ。自分がこだわっている部分について指摘されると顔を真っ赤にして反論してしまう癖がある。この前の

          心象日記0201 性善説と踊る

          心象日記0131 花瓶に溺れる

          花瓶の写真、自炊の写真をインスタグラムに載せる。一人暮らしを楽しんでいる風を装って、寂しさを紛らわしていた。本当に楽しかったら、クローズドなソーシャルメディアにあげないよ。画面の楽しい、という言葉は疑える。綺麗な花、なんて空々しいキャプションをつけて200人弱のフォロワーに送る。仲良くない人もいるし、別に私の暮らしを知りたくもない人が大勢いることもわかっている。送信した後は虚しくなる。あれは、虚構。楽しい虚構。 同じところで同じ学びを続けていると、風景は変わらず、でも私を囲

          心象日記0131 花瓶に溺れる

          パクチーですが何か

          「記憶に残る幕の内弁当はない」 秋元康の有名なフレーズだが、生存戦略としての「幕の内弁当」は有効である。 幕の内弁当を嫌いだと主張する人は少ないはずであり、どこでも生き延びることは可能である。周りと適合できなかった中高時代を思えば、幕の内弁当のように生きることは、立派な戦略だと思う。 対して、わたしはパクチーのような人だと思う。 別に、ここには自己憐憫の意図はない。 パクチーのようなアクの強さは持っている。ただそれだけなのだ。合う人は合わない人は、とことん合わない。パクチ

          パクチーですが何か

          ブルース

          承認欲求が前面に出た文章は好きじゃない。 自戒を込めて書いた一文だけど、思った以上にエッジが効いていて、刺さる。   少なくとも私の場合、表現には承認欲求が付きまとう。「私」メインの文章は特に。存在が認められなかった過去の私の亡霊が憑依して、筆を握らせる。 満たされなかった思いは書いても書いても満たされず、あらゆる創作活動の源となる。   つまるところ、創作の総量は増えるのだが、一つ一つの完成度はお粗末なものであり、結論はいつも同じ。「私みたいな子が救われますように。」 なん

          見知らぬ街のカフェで現実から逃げる

          ひとり旅は疲弊するから、積極的に行きたいとは思わない、帰省すらも億劫ーそう思い込んでいたが、現実から目を背ける効用は充分にあるらしい。 先日、めでたく学位を獲得し、式典にも出席し、友人と 惜別した。春からは遠く離れた街で働くという友人たちを見ると、異世界にでも飛んでいくかのような錯覚を覚える。 大学に留まる私は、どうしても友人との別れを直視したくないらしい。離れてしまった友人のことを考えては、不眠に陥る。 4年は長かった。 まだお酒も飲めなかった高校生上がりの時代から、

          見知らぬ街のカフェで現実から逃げる

          雑記 夏が来そうで来ない

          M1の春がこんなに過ぎ去るのが早いなんて思ってもないなかったよ!と声を大にして言いたい。それもそのはず。研究とアルバイト、教習所etc…を行ったり来たりしていたら、あっという間に五月連休も終わってしまった!!大学院入学以降、学生という身分のタイムリミットを毎日意識するようになってしまった。 就活。6月には多くの企業のインターン情報が解禁されるはずなので、今のうちにWEBテストの対策もろもろをやらなくてはならない。いまの生活サイクルに就活取り入れたら確実に生活崩壊するんですけ

          雑記 夏が来そうで来ない

          人生はスピードを出した方が楽しい

          あんたは石橋を叩きすぎて壊すタイプだよねぇ、と幼い頃から親に言われてきた。慎重になりすぎて失敗するのである。その慎重さが仇となって時には生活に支障が出るほど、歩みを緩めてしまう。 教習所の所内を走っていて、教官に注意される。 「ここ、もっとスピード出してください」 車のスピードが恐ろしく、20キロ以上出せない。 教官がブレーキを踏んでくれるとわかっていても、所内の塀に激突する図が思い浮かび、急ブレーキを出してしまう。 「スピード出さないとカーブ、うまく曲がれないですよ」 と

          人生はスピードを出した方が楽しい

          唐草模様のように繋がって

          梨木香歩の小説『からくりからくさ』は唐草模様がひとつのキーワードとなって、世界を一つの布にまとめあげてしまう、という物語である。これは比喩的な意味でもあり、実際の意味でもある。 4人の女子大学生が共同生活をするなかで、因縁というものがちらりちらりと顔を覗かせ、混沌と秩序のあいだを行ったり来たりするのである。 因縁といえば生々しいが、どう頑張っても世界から切り離して個人を考えることは難しい。 文学を研究する身として、エクリチュールだったり、インターテクスチュアリティなる概

          唐草模様のように繋がって

          報告 大学院生になりました

          桜の木の新緑が眩しい。葉桜。 桜が咲くまでに何かを書こうと思ったのに、書けなかった。忙しかった。 春のこわいところは、一気に寒気を追いやって暑くなってしまうところ。まだ寒くていいのに、日中は夏のよう。その春の安定しない空気が毎年苦手で、どうにか日陰の冷気の中で生き延びている。今年もかろうじて春の狂気に立ち向かえている気がする。 この春、大学を卒業し、大学院に入学した。 学部時代と同じ大学なので、大きな変化はないが、大学院生の方が研究に没頭できる感じがして嬉しい。この身分が

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