さっきまで別の記事を書いていたもので、小指が限界になってきています。
三猿ベイベー:Day 20
「あ、タイトルが変わった」
石田がいう。
「せやな」
舞も言う。
「考えるのがめんどくさくなったんだな。」
その通りです。
「やっぱりこんなことだろうと思ってたわ。」
でも、落ち着いた感じがする。特に私はタイトルにこだわりがないから。それか、この文章の中にある言葉を抜粋して、タイトルにして、その後にサブタイトルとして「三猿ベイベー」と書いておけばいいような気がする。
今の段階で、仮タイトルとして「三猿ベイベー:Day20」と書いてある。が、しかし、書き進めていくうちに別のタイトルにするかもしれない。もちろん、読む人にわかりやすいようにである。
これはさっきまでの「文体」について考えていたエッセイによる。いちいちリンクを貼るのも面倒なので、この場で説明する。
これから、私の書く方針は「文体を作ること」が最重要事項になった。「文体」とはその作品を特徴ずける文章の流れやノリのことである。「三猿」でいえば、キャラクターが登場することとか、メタ的な記述が混在する小説である事とか。その文体で書くこと、その文体をマスターして上演することが、私にとって書くことだ、と暫定的に決定することにした。
だからどうしたって?
私もここまで書いてきてよくわからなくなっている。だからどうしたと言うのだろうか。つまり、強引にまとめると「三猿ベイベー」は小説のタイトルではなくて、「文体につけられた名前」であるということだ。そして、その文体こそが私の作品であると主張することにした。
そして、タイトルとしては文体を演奏しているのだから「三猿ベイベー」でいいはずだ。そして、音楽のライブ演奏のように、同じ曲でもその時々によって演奏されるやり方が違うから、「Day:20」のように日付を書いておくのが良さそうである。
と言うわけで、仮タイトルは「三猿ベイベー:Day20」と言うことになっている。
しかし、これでは読者諸兄には何が書かれているのか、全くわからない。と言うわけで、文章を書き進めているうちに何かわかったら、それを引用してタイトルにしようと言うわけだ。それなら、初めに考えた仮タイトルよりもわかりやすくなるし、内容に即しているのだからタイトル詐欺も起こりにくい。(従来の書き方では、書いているうちにタイトルから離れてしまい、タイトル詐欺が起こりやすかった。)
それに期待していることだが、三猿ベイベーを全く知らない人が突然この文章に引き込まれると言うことも起こる。まあ、驚きをもって迎えられると思うが。しかし、そうした偶然の出会いも私は期待している。
というわけで、「三猿ベイベー」は、小説のタイトルではなく文体の名前である。
「ようわからん。」
舞が言う。
「つーか、この小説が『よくわかった』ことがあるのか?」
石田がツッコむと、舞は「確かになぁ」と言葉を失う。
「まあいいんじゃない?」
光乃が茶を啜りながらいう。
「それに、これを書いている人、なんか小指が痛くて書くのをやめたいそうよ。」
はい。さっきまで別の記事を書いていたもので、小指が限界になってきています。
「じゃあ、今日は大事をとって、おやすみね。」
はい。じゃあ、タイトルを変えた事と、コンセプトが変わったことの報告だけになりますね。
と言うことで、今日は小指のために休みます。
「次回もお楽しみに〜」
最後までお読みくださりありがとうございます。書くことについて書くこと、とても楽しいので毎日続けていきたいと思います!