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2017年11月、福島。〜富岡駅

11月27、28日の2日間、写真家Nさん、双葉町のOさんの案内で、富岡と双葉と浪江を取材してきました。浪江ではNさんの知人Mさんの自宅に上がらせてもらい、屋内の線量がいかに高いか、そのような場所が避難指示解除されることの狂気について考えさせられました。ひたすら写真を撮りまくり、900枚近く撮影してきました。全てをしっかりと心に刻み、今後の作品制作に生かしていこうと思います。

27日は集合場所である富岡駅まで、鈍行列車に揺られて5時間半かけて行きました。

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小山で乗り換え

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水戸線へ

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のどか

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水戸で乗り換え

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のどか

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8ヶ月ぶりのいわき。

小山〜水戸〜いわきを通るルートは3回目。最も運賃が安く済むこのルートが自動券売機で買えないというJRの姑息な手段(笑)を目の当たりにしつつ、この季節に行くのは初めてのせいか、3回目でもあまり退屈せずに行けました。

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駅前広場

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いわき駅で同行する予定のKさんと会う。

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いよいよ来た

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フレコンバッグ。一見減った。つまり、移動した。

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竜田駅。つい1ヶ月ほど前までは、ここが終点だった。

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初めて乗る区間。富岡駅へ。

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富岡駅が近づくと、フレコンバッグは今まで以上に増える。

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瓦礫の収集所

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フレコンバッグ。廃棄物? いや、ここにブチ込まれるまでは皆貴重な財産だった。

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中間貯蔵施設。ただの箱。

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下車

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10月21日開通、その日だけ賑わったホーム。

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あの橋桁は、フレコンバッグを運ぶためだけに作られる。

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改札のない富岡駅。そしてモニタリングポスト。

駅のモニタリングポストの値は0.072μSv/hだが、駅を出ると0.2μSv/h以上は普通にある。

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富岡駅前は広い

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写真家Nさんと落ち合い、車に乗り込む。

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ガイガーカウンターセット。

富岡駅前にはフレコンバッグが山のように積まれていました。これでも人目につかない場所にいくらか移動したようですが、尋常ではない数のフレコンバッグを隠すことは出来なかったようです。

竜田〜富岡間の常磐線が開通したとき、毎日新聞はこの隠しきれないフレコンバッグと列車をともに撮影し、一度はWEBに掲載しましたが、某フリーライターをはじめとしたクレーマー集団により炎上し、写真差し替えを余儀なくされました。こうして事実は隠され、福島の現実は首都圏で伝えられずに忘れられていくのでしょう。

<続く>



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鈴木邦弘
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