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わたしがいる時間には日がすこし陰り空気に灰がまじるわたしはいつも空になって泥のついたペッ…
過去を語るときの空を見る 子どもになる前のいきもの 生まれたての熱が溶けていく アスファル…
わたしがいつか泣いたのは きょうへとつづくことはなく ひとりきりには遠い場所 しきりに鳴い…
てらてら光る都市の明かりに 所在なさげに空を泳ぐ 意識がある ものだけ生きていること に錆び…