ホリエモンが曲がり角に来ている
ぼくはホリエモンこと堀江貴文さんが好きである。むしろ大好きな方である。
それを前提で書きたいのは、ホリエモンは曲がり角に来ているということだ。言論人としての求心力を失いつつある。もともと求心力がないぼくがいっても説得力はないが、しかしぼくの未来予知はとても当たる。それを前提にホリエモンがどう曲がり角に来ているかを書いてみたい。
まずフジテレビ問題である。フジテレビ問題はもう終わった。波はものすごい勢いで引き始めている。株主総会までこれは持たないだろう。もう世間の関心は薄まっているのだ。
それにもかかわらずホリエモンはフジテレビから離れられない。離れられない気持ちも良く分かるがここは泣いて馬謖を斬るべきである。株主総会に出るなどというバカげたことはやめた方がいい。白けてしまってホリエモンの求心力を失うだけだと思う。
それからホリエモンのグルメとエンタメ評論はどうかと思う。好きで続けているというのは分かるが、ホリエモンが推薦するグルメとエンタメはどれも良くない。世間では立花孝志氏と連んでいることにアレルギーを催す人も多いが、これは問題ない。一定の反感を買っているが、反感を買うことそのものには基本的に問題がないからだ。
一番の問題は「白けさせること」である。例えばホリエモンが推薦したマンガを読んだり映画を見たりしてつまらなかったとする。運営したり推薦したりしている飲食店にいって美味しいと感じなかっりとする。それだけでかなり白け、以降は批判するというより興味を失って、ホリエモンから離れていってしまうのだ。愛情の反対の無関心になってしまうのである。
ホリエモンは科学と経済の話が抜群に面白い。実際、YouTubeでもそういう話の時は再生回数が伸びている。いわゆる「理系」の話だ。ところがホリエモンの話の半分とはいわないまでも三分の一くらいが「文系」の話である。特にエンタメとグルメの話だ。
ただ、ホリエモンがなぜこの話をするのかの気持ちも分からなくはない。その理由は無料部分では言えないので有料部分に書く。
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