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本当の育児ハック

育児についてはてなでこんな記事が話題になっていた。

記事の内容は、ヨッピー氏という人が『育児ハック』という本を書いたのでそれを読んだが、全然「育児ハック」になっていない、という愚痴だ。ヨッピー氏の本は単に作業を効率化しようというもので、育児を家事の延長としかとらえていない。結果として育児の話しになっていない、というものである。

そこで今回は、家事ではなく、育児、子育てという意味での「育児ハック」について書いてみたい。ちなみにぼくは5歳の娘がいて、ずっと子育てをしてきた。

1.可愛がることを楽しむ

子育てをハックする上での一番は、可愛がることを楽しむということだ。これは純粋に楽しい。人間の本能に根ざしているので、寝ることや食べることと同じくらいの楽しさである。育児に苦しんでいる人は、この楽しさを正面からとらえられていない人が多いと思う。逆に育児を苦と思わない人は、この楽しさを満喫している。

2.自分探しを楽しむ

人間というのは面白いもので、自分が赤ちゃんのときのことを覚えていない。それは親から聞かされたり写真や映像で見るくらいの知識しかない。しかし子供を育てると、自分が赤ちゃんのときのことがなんとなく想像できる。赤ちゃんを知ることによって、自分が赤ちゃんだったときのことを知る手がかりになるのだ。

これは単純に「自分探し」として面白い。人間は誰もが自分に一番興味がある。たとえ子供が生まれてもだ。これは真理で揺るがない。その最も興味がある「自分」というものを、子育てをすることによってより知ることができるのである。これは単純に楽しかった。

例えば子供は眠くなると気絶するように眠る。うるさくしても揺すってもおきない。そういう暴力的な眠気に襲われているのだが、大人の自分はそういうことをすでに忘れてしまっている。しかし子育てをすることで、自分が子供の頃の暴力的な睡魔というものをふいに思い出したりする。そうして脳の奥底に眠っていた子供の頃の記憶の断片が蘇ったりするのだ。そのときの両親の顔や彼らとのやりとりが思い出されたりする。

そんなふうに、ぼくは子育てを通して自分の赤ちゃんの頃というものをたくさん思い出したし、たくさん想像できた。それによって、人生観すら少なからず変わった。

3.特権を楽しむ

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