圧倒的なアウトプット力を身につける方法
「アウトプット力」という言葉がある。それは、情報をインプットしたら、それをどれだけ自分の武器としてアウトプットできるか、ということだ。例えば本を読んだら、そこで得た知識を武器に、自分の能力を底上げすることができる。それが、「アウトプット力がある」という状態だ。
あるいは、単純に「表現力がある」ということもアウトプット力だろう。ただし、人間の表現というのは限られていて、話すか、書くか、もしくは芸術として表現するか、ダンスやスポーツなど肉体で表現するか、のいずれかだ。このうち後者2つは限られた人向けなので、一般には「話すこと」と「書くこと」がアウトプット力ということになる。
特に、話すのが上手い人が「アウトプット力がある」ということになるだろう。面白い話しを、面白い話し方で話し、多くの人を魅了する……それがアウトプット力の最も際立った形だ。
そう考えるとアウトプット力というのは、こう言ってしまうとなんだが、それほど重要な能力ではない。生きていくためには、アウトプット力はあるに越したことはないが、なくてもかまわない。特に今の時代は、話したり描いたりすることが上手くなくとも、圧倒的な知能があれば、それで生きていくことは比較的たやすい。
だから、必要なのは一にも二にも知能である。知能があれば、圧倒的なアウトプットは簡単に手に入れられるだろう。しかし圧倒的なアウトプット力があるからといって、圧倒的な知能が得られるわけではない。この順番を間違えてはならないだろう。
これではしかし、アウトプット力の話にならないので、最後にアウトプット力について話してみたい。
アウトプット力を決定づける要素が一つある。
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