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命の意味、癌の意味を考えないということ

こういう記事があった。

これにはいろいろ考えさせられた。特に命の意味、そして癌の意味について考えさせられた。そこで今回は、その考えさせられたことについて書きたい。

まず、この記事が話題になったことについて考えさせられた。
話題になった理由はこうである。

そもそも、今のネットには癌の「標準治療」に対する信仰心の篤いクラスタが一定数いる。それは、ネットには民間療法に対する強いアレルギーを持つ人が多いからだ。

なぜ彼らが民間療法にアレルギーを持っているかというと、民間療法はデマや詐欺だととらえているからだ。そのデマや詐欺がインターネットで広まったと考え、そのことに深い憂慮の念を抱いているからである。

しかもその憂慮は二つあって、一つは被害者が増えることへの社会的な義侠心。もう一つはインターネットを悪用する者へのインターネット信者としての憤りである。そのため、民間療法を嫌う人は、古参のインターネット信者であったり、若くてもそのフォロワーであったりするケースが多い。

民間療法自体はネット以前からあった。しかしそれがネットの普及と共に広まり、強力になったという側面は確かにあるだろう。ネットをきっかけに民間療法にハマり、大金を投じた癌患者は以前よりも増えたと思う。

そのため、それはインターネットが社会に害悪をもたらしたケースの一つとなった。それは、インターネットが好きな人には耐えがたい事実だ。だから、それに対する怒りから、民間療法を毛嫌いする人もまた増えたのだ。

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