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「急性呼吸器感染症」5類位置づけによる調査、「医療現場等の運営に支障がない形で…」

*「最適な介護」を実現するための情報紙*
_/_/_/_/_/日本介護新聞ビジネス版_/_/_/_/_/
*****令和7年1月8日(水)第1377号*****

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「急性呼吸器感染症」5類位置づけによる調査、「医療現場等の運営に支障がない形で…」
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 厚労省の有識者会議の審議を経て、関係法令の改正により、今年(令和7年)4月7日から「急性呼吸器感染症」(以下「ARI」)が感染症法上の「5類」感染症に位置付けられ、サーベイランス(=注意深く監視するための調査)の対象となる=画像・厚労省HPより。赤色の下線は、弊紙による加工

 「ARI」とは、急性の上気道炎(鼻炎・副鼻腔炎・中耳炎・咽頭炎・喉頭炎)または下気道炎(気管支炎・細気管支炎・肺炎)を指す病原体による症候群の総称で、インフルエンザ・新型コロナウイルス・RSウイルス・咽頭結膜熱などが含まれる。

 この「5類」位置づけに関連して、福岡資麿厚生労働大臣は昨日(1月7日)の会見で、記者から「今までに世間でよくみられた『熱を伴わない鼻水や喉の痛み』も、5類感染症と『同じレベルの危険性』があると、厚労省は認識を変更したのか?」と問われた。

 これに対し福岡大臣は「今回は幅広く、そういったものを対象にした」と述べた上で「しっかり報告はしていただくが、現場の運営に支障がないような形で行っていく」と回答し、記者が質問した「厚労省は認識を変更したのか?」に対しては明言しなかった。

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