東京都の感染「再拡大」、オミクロン株「BA.2系統」疑いの割合が3月下旬に50%超える
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**令和4年4月1日(金)第715号***
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東京都の感染「再拡大」、オミクロン株「BA.2系統」疑いの割合が3月下旬に50%超える
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東京都内の新型コロナ新規感染者数が、3月末頃より「下げ止まり」の傾向をみせ、一部で「再拡大」の懸念も示されている。そのような中、その主因と思われるオミクロン株の亜種「BA.2系統」の割合が3月初旬頃より高まり、3月下旬には50%を超えた。
3月31日に、東京都が公表した「モニタリング項目の分析」で明らかになった=表は、東京都HPより。表中の黄色と緑色のラインマーカーは、弊紙による加工。東京都は、オミクロン株の亜種「BA.2系統」に対応した、変異株のPCR検査の結果を随時発表しているが、2月以降の検査で「BA.2系統」疑いとされた割合は、次のようになった。
▽2月第1週(2月1日~7日)=0%
▽2月第2週(2月8日~14日)=1.3%
▽2月第3週(2月15日~21日)=7.4%
▽2月第4週(2月22日~28日)=11.8%
▼3月第1週(3月1日~7日)=17.8%
▼3月第2週(3月8日~14日)=39.6%
▼3月第3週(3月15日~21日)=52.3%
この結果を踏まえ、現在の東京都内の感染状況について、都の専門家会議は「新規陽性者数が増加しており、感染の再拡大の危険性が高いと思われる。年度末前後のイベントによる人の移動、接触機会の増加等が懸念される」
「また、オミクロン株BA.1系統からBA.2系統への置き換わりなどによる、急激な感染の再拡大に警戒する必要がある」等と、警鐘を鳴らしている。
◇─[後記]───────────
東京都は、感染の「再拡大」の兆候がみられることに対し特に、今後の医療提供体制に与える影響について「救急医療体制で、第6波が収束しないことによる、深刻な影響が残っている」
「入院患者数および重症患者数は減少しているものの、それらに占める高齢者の割合はいまだ高い値である」等と警戒を促しています。今後、全国の介護事業所は「再拡大」を想定した、感染防止対策の「再徹底」が求められることになると思われます。
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