![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/30557065/rectangle_large_type_2_277b0d51e1cba53684e5b0aec1998b53.jpg?width=1200)
新型コロナウイルス影響による需要拡大テーマ
新型コロナウイルスの感染拡大が、社会情勢や経済、生活に甚大な影響を与えています。アスタミューゼ株式会社は2020年4月に、「With/Afterコロナで進化が加速する20分野の未来と、解決が早まる26の社会課題」を公開しました。
経済や生活に大きな影響を及ぼしている新型コロナウイルスに関し、今後どうなっていくのかを「個人」「企業」「社会」の各レベルで、短期(~6か月)、中期(6か月~3年)、長期(3年~)において分析。それぞれの視点で押さえるべき成長分野、社会課題を抽出・整理しています。
日販MD課では、この調査で分析された9つの分野から需要の拡大が見込まれるテーマを抽出し、該当書籍を5月21日~6月4日にかけて書店様へご紹介しました。
9つの需要拡大テーマに注目
①孤独感の増大・新たな娯楽の追求
メンタルヘルス、eスポーツ、Zoom
②運動不足・健康への意識の高まり
運動、睡眠
③働き方の多様化
AI、フリーランス、クラウド(アウト)ソーシング、リモートワーク
④過密地域のリスク増大
地方移住・複数拠点
⑤事業のオンライン化
D2C、DX、ニューノーマル
⑥地理的リスク・感染拡大の少ないサプライチェーンの構築
Iot、MaaS・CASE、サプライチェーン・ロジスティクス
⑦教育・医療のオンライン化
情報モラル教育
⑧治安低下・新たなセキュリティの構築
サイバーセキュリティ、スマートシティ
⑨不景気・資本主義への不信、新たなる経済的安定性の追求
SDGs、Society5.0、経済学・世界経済、社会学・心理学
もっとも関心の高いテーマはリモートワーク
受注実績からみて、もっとも書店様からの関心が高かったテーマは、「働き方」「デジタル化」に関するものでした。新型コロナウイルスによって、新たなワークスタイルを提案する書籍の需要が高まっていると推測されます。
また新型コロナウイルス影響があった前後の期間売上を比較すると、受注上位テーマの関連書は売上も拡大しています。
特に「リモートワーク」はコロナウイルス感染防止対策によって、企業に浸透し始めたトレンドテーマであり、同テーマにおける新刊発売も数多く予定されています。
株式会社パーソル総合研究所の「緊急事態宣言解除後のテレワークの実態について」の調査(2020年5月29日~6月2日実施)によると、新型コロナウイルス終息後のテレワーク継続希望率は69.4%と、4月の53.2%から大きく上昇しました。緊急事態宣言の解除後は出社の傾向が高くなり、テレワーク実施率が低下し始めていますが、こうした働き方の価値観の変化やニーズに対応するため、リモートワークを定着させる企業も増えています。今後はコロナ後の「新しい生活様式」のライフスタイルやワークスタイルが新常態(ニューノーマル)になることからも、新たな価値観に対しての提案が売上拡大の好機に繋がります。
■企画書、銘柄リストをご用意しています
本テーマの資料につきましては、MD課より毎週木曜日配信のメールマガジン「MD HEADLINE」にて紹介しております。資料については日販営業担当者、またはMD課までお問い合わせください。
〇お問い合わせ先
日販 マーケティング部 MD課
MAIL : nippan_md@nippan.co.jp
(日販 マーケティング部 MD課 加藤隼士)