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読書フリーク♪

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子供の頃から読書好き。国内、海外文学、ノンフィクション、絵本、写真集、画集、実用書など雑食デス。
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#エッセイ

人生でものすごく好きな本たち

ホットゾーン(リチャード・プレストン) →エボラ出血熱の話。上下巻あるけど、めっちゃ面白い。私は昔からウイルスにとても興味を持っているので、ウイルス関連の本は結構読んでるけど、その中でも秀逸です。CDC(アメリカ疾病予防管理センターに勤めたかった  笑) シーラという子 (トリイ・ヘイデン) →トリイヘイデンのシリーズは全部読んでるけど、やっぱり一番最初のシーラを。。。虐待された子供達の話です。どの話も実話なので、必ずしも救われるわけではないけれど、それでもやっぱり読ん

同時進行読書の旅‼️

1冊の本をじっくり読むのもいいけれど、読みたい本がいっぱいあるので、どうしても同時進行で読むことになっちゃう。 ↑今日図書館で借りてきた本📚 いま、真梨幸子さんのイヤミスにハマってるんだけど、最初に読んでるのはビハインド・ザ・ホラー。 ホラー映画の題材になった実際の事件について考察した本。 もうちょっと映画よりのビジュアル的な本をイメージしてたんだけど、実際はがっつり書き込まれた本だった。 それから、Amazon unlimitedで読んでる昆虫学者の本。 作者は相

ケーキの切れない私がいる

「ケーキの切れない非行少年たち」(新潮新書)を読んでみた。同じ内容をあまりにも繰り返しすぎだよという感想はちょっと置いといて…(既視感がハンパない) 私は丸いケーキを3人に等分に分けることも、5人に等分に分けることも全くできない。それが普通だと思ってたけど、どうやら「できる」方が普通らしい。 それを知って、純粋に、えー!ビックリだ! この本の中では、犯罪や非行に走る少年の(ここでは少女も含めて少年)一定数は、発達障害や境界知能などの障害が影響していることが述べられていた

何をやっても癒されない

という、精神科医の春日武彦氏が書いた本を図書館で借りて読んだ。 内容は、精神科領域の話も織り込まれているけど、病気に関する講釈ではなく、完全にエッセイだ。 でもこの方はズバズバ思ってることを書いちゃうので、私としては非常に面白いの。 しかも基本がネガなので、逐一共感出来たりもする。 ご自分でも「病院のベンチで患者さんと雑談してると、どっちが医者だかわからない」とか言ってるし。 精神の餓死が、自殺として結実する それなのに、こんなふうに鋭い指摘が唐突に出現したりして、

心因性って仮病って意味?

「仮病の見抜きかた」という本を図書館で借りて読んだ。著書は内科医の國松先生。 以前にも國松先生の本は読んでいて、すっかり好きになってしまった人だ。 この本の中ではいくつかの架空の(と言っても、実際にあったような)エピソードと、「賢明な読者へ」という、やや専門的な内容の叙述と、その後のエピソードという感じでまとめられていて、そうした形のお話が10編入っている。 タイトルが「仮病の見抜きかた」なので、当然その10編のエピソードに出てくる人物や症例は簡単に見抜ける病気ではない。

「欲しい本の値段が高い」と感じた時は。

本の値段が¥2000以上すると、正直「高いなぁ〜」って思っちゃう。 でもね、例えばUNIQLOのトップス1枚買うのに、1番安い価格帯でも¥2000〜¥3000するよね? それでいて、トップス1枚買ったところで、コーディネートがめちゃくちゃ上手くなったりしないし、それどころかあんまり着ないで、ワンシーズンでサヨナラする事さえある。 日本の現在の物価から考えると、UNIQLOは非常にコスパの高いショップだし、「¥2000なら安いし、買っとくか」ってなりがちだけど、同じ値段な

紺野キリフキさんはどこへ?

長年積ん読しておいた文庫本『はじめまして、本棚荘』を引っ張り出して読んでみた。実は今度ブックオフが引き取りに来るので、つまらなかったら出しちゃおうかなぁなんて思ってさ。 ところがどっこい、面白いじゃないの、この本! 「昔はねぇ、お家賃というのは本で払ったものですよ」 「本」 「ええ、本」 大家さんはそんなことを言った。 まっすぐわたしを見つめて、お家賃は本でもって支払っていたのだ、と彼女はそう言う。 「だけど今の若いひとってあまり本を読まないでしょう。だからわたしも、しか