八丁味噌の争いの件02
ずっと先にやってて、伝統も厳しく守ってきた(A)に、我慢させつつ
、実利を取ろうとした展開になっているようだけど。
逆は出来なかったのかな?
老舗の(A)で登録 −> (B)を追加 の流れ。
これが出来れば、まだ、老舗の顔が立つじゃない?
(いいや、(B)の製法はヌルい! あんなの八丁味噌とは呼べない! (B)の追加もゆるされない! ……みたいな展開も、ゼロではないかもだけど)
たぶん……出来なかったんだろうな……。(A)−>(B)という流れ。
だってね?
http://www.maff.go.jp/j/shokusan/gi_act/register/49.html
はい。公示内容。
『生産方法』『生産地』『農産物の特性』なんかを登録しているわけだ。
老舗(A)の登録を先にしちゃうと、このへんは、
厳しい条件で登録されちゃうもんね……。
後から(B)を追加するときに、『生産方法』を緩く直すの?
『生産地』を広げる修正するの? 『特性』のハードルを下げるの?
裏取りはまだだけど、多分、これだと思う。
緩め規準(B)で登録 −> 厳しい規準の団体(A)を後から追加はできるけど、その逆は……。ってわけかと。
(後から、「俺も入れろ」「俺も入れろ」と、どんどんハードル下がっていったら、ブランド価値も下がっちゃうもんね……)
そう考えると、現状、伝統を厳しく守ってきた老舗の2社(A)に。
農水省「ごめん、我慢して、後から入ってきてちょ」
とするしかなかったのかも。
「伝統の保護」という趣旨からすると、おかしい流れだと、知りながら。
なんか、もっとうまい落としどころ、ないのかなぁ……。
多分、時間制限がなければ、
農水省「(A)と(B)! 仲直りした後じゃねーと登録しねーぞ!」
で済むんだろうけど。
さて……どう決着するのかなぁ……。
農水省としては、老舗2社(A)がしぶしぶ後から追加で入ってきて、丸く収めたいところなんだろうけど。