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マンスリーマンション生活

こんにちは!
2024年度 国立保健医療科学院(national institute of public health, 以下NIPH・科学院と記載) 地域保健臨床研修専攻科に参加したK.Sと申します。
本州最西端に位置する県で初期研修医をしています。

こちらの記事では、都内に拠点をもたない地方の研修医である私がマンスリーマンションを借りた経緯や方法、実際の生活とその感想、反省について記していこうと思います。
この記事を読んでいるみなさんのうち、関東圏内の初期研修病院に勤務しているという方にはあまり参考にならないかもしれませんが、関東以外から来られる方は是非参考にしてみてください。



1. マンスリーマンションを借りるまで

なぜマンスリーマンションにしたのか?いつ頃決めたのか?

2024年2月28日に科学院から合格をいただき、新年度にJ2になって地域医療研修などの院外研修を行っていたら気付けば早半年が過ぎ、8月になってしまいました。8月はたまたま時間のあるローテだったので、色々手続きするならここしかないと思い、本腰を入れて滞在先を選び始めました。

この時点で拠点とする選択肢として挙がっていたのは以下の5つです。
・NIPHに併設されている宿舎(寮)
・ホテル
・シェアハウス
・マンスリーマンション
・居候

結論から先にお伝えすると、「お金を気にしないのであればマンスリーマンションがおすすめ」です。

👎️寮をやめた理由:都心へのアクセス、寮の環境
科学院には比較的(?)安く借りれる宿舎がありますが、案内用紙を読んでいても「この建物に住みたいなあ」とはならず(失礼)、せっかく関東に行くんだからやっぱアクセスも考えると都内に住むのが合理的という結論に至りました。

というのも、8週間にわたる研修プログラムのうち、実際に和光市の科学院で研修するのは「10月最初の2週間+11月最後の2週間=計4週間」ほどで、その間は海外研修(羽田か成田経由)や厚生労働省(千代田区霞が関)、国立感染症研究所(新宿区戸山・東村山市)など、埼玉県というより寧ろ東京都内での研修がメインであったため、都内に拠点を置く方が動きやすかったのです。
(また都内に友人が多いので、東京に住む方が人と会いやすいという邪心も大いにありました。)
以上の理由から、私は「都心へのアクセス」を重要視するという価値観を選びました。
※ちなみに余談ですが「都心3区」とは「千代田区、中央区、港区」だそうです。

👎️ホテル・シェアハウスをやめた理由:家電・家具がない、プライベートスペースの確保
ホテルは毎日清掃も入ってくれるし、ジムなどの施設が併設されていることもありますが、やはり2ヶ月「住む」となると他の利用客やスタッフも気になります。そしてなにより「家に帰ってホッとする瞬間」があんまりなさそうだな〜と思い除外しました。また電子レンジや洗濯機などの生活に必要不可欠な家電が室内にないというのも小さなストレスになるだろうなと思いました。
またシェアハウスも同様の理由で、楽しそうではあるけど今の自分には求めるものがあまりないなと思い除外しました。

👎️居候をやめた理由:狭い
きょうだいが都内に住んでいるのですが、さすがに都内のウサギ小屋のような狭い物件にカップルでもない大人ふたりが2ヶ月同居するのはしんどいということでこちらも早々に選択肢から消えました。

以上の理由から、消去法的にマンスリーマンションしかないかな、という決断になりました。

物件探し

<実際に住んだ物件について>
最寄り駅:飯田橋駅 徒歩1分(JR総武線、東京メトロ 有楽町線・千代田線・南北線、都営大江戸線)
家賃:月20万(水道・電気代、Wi-Fi代、家具・家電込み)
家具・家電:無料Wi-Fi、セミダブルベッド、机・椅子、冷蔵庫、電子レンジ、電子ケトル

都心へのアクセスが最優先であったため、和光市駅まで一本の有楽町線か副都心線沿いで物件を探しました。これらの沿線の中からは渋谷や池袋、そして飯田橋などの物件が出てきましたが、飯田橋の物件のうちのひとつが

・駅出口からの時間が1分
・家具・家電つき
・部屋も比較的きれいで立地の割には十分広い

と自分のニーズを完璧に満たしていたので、物件を出している管理会社に連絡をしてみました。家賃はさすがに家賃は高いなあと思いましたが、2ヶ月という期限付きですし、なにより病院からお金が出るらしい(と事前に事務から聞いていた)ということでこちらの物件を希望しました。もし仮に病院からお金が出なくても、40万円は自腹で出してもいいと思うくらいの物件でした。

2.実際の契約・支払い

🧾契約

実際の契約ですが、まずその物件の会社に電話をかけ、その後すぐに送られてくる電子契約書に必要事項をパソコンで打ち込むだけでした。

Wi-Fiや追加の毛布などのオプション家具もありましたが、結果いずれも必要ありませんでした。(Wi-Fiは部屋についてましたし、秋なので全然寒くはありません。)
ただドライヤーやハンガー、ゴミ箱、食器・調理器具などの備品はないので、持参か購入をする必要があります。

💰️支払い

無事契約が済んだら支払いです。事前支払いで、クレジットカード払いのみだったのでクレカ払いしました。個人的にはポイント貯まるのでこっちの方が好都合でしたね。

実際の支払額

3.入居までの流れ

2024年度は10月1日に開講式がありましたので、前日の9月30日から入居しました。家賃は日割りできました。

入居までの流れですが、入居当日に管理会社からメールが届くので、その内容に従ってメールボックスの中にある鍵を受け取るだけです。
ちなみに退去時はその逆で、鍵をメールボックスに入れて錠を閉めるだけです。特に当日の電話連絡などは必要ありませんでした。

私は入居時間ぴったりに入居した瞬間に、運送会社から送った荷物をお届けの電話がきましたのでスムーズに荷解きをすることができました。

4.実際の生活

🚃科学院までの通勤

飯田橋駅から和光市駅までは東京メトロ有楽町線でちょうど30分です。
しかし和光市駅から科学院までは徒歩20分と少し距離があるので、基本的には毎日バスを利用していました。

1限目が9時20分開始なので8時過ぎには家を出るくらいの毎日でした。
電車通勤は乗るだけ楽ですが、遅刻のリスク等も考えるとやはりストレスなので、一本で行ける場所に住むことを強くおすすめします。

🏠️住環境

実際に住んでみると、千代田区飯田橋という場所の立地の良さに感動しました。
JR、東京メトロ、都営地下鉄の3社あわせて5路線もあるので、平日の研修、週末の遊び、どこにいくにも便利ですし集まりやすかったので非常に助かりました。

また物件自体も、一人暮らしだったので特に部屋を狭いと感じることもなく、日々の暮らしで困ることは特にありませんでした。
借りた物件の近くには飲食店もたくさんありましたが、コンビニよりも単価の安いスーパーが日々の生活の生命線なので、お気に入りのスーパーをもっと早く見つけていればなあという反省はあります。

1ルームだが十分な広さ、セミダブルのベッドとデスク・椅子つき。
物干し竿は地味だけど非常に助かりました。
バス・トイレは別、冷蔵庫・電子レンジつき。洗面台はありませんでした。

5.総括

2ヶ月間にわたってマンスリーマンションに住みましたが、目新しく新鮮な環境で交通の便のよい場所に住むことの素晴らしさを感じることができました。

ただ当然ながら、上述のようにお金はしっかりかかりますので、病院からの補助がでないとお財布にはなかなか厳しいという現実もあります。

多少の出費は覚悟して、2ヶ月の東京生活を楽しみたい!という方は後悔しないと思いますので、本記事を参考にしながらご自身の価値観とすり合わせてみてください。

以上、マンスリーマンション生活担当でした。
ご覧いただき、ありがとうございました!


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