僕の半生(反省)1
歩いていればどこかにたどり着く
どこへ行けるかは知らないが、、
歩くのが先か、目的地を決めるのが先か
歩かざる負えないのか、
僕は止まることはできない
なぜなら時間は進むからだ
僕だって大人になるだろう
そして親も爺や婆になるだろう
時間が進むにつれて僕も歩かないといけない
なにになりたいとかもなく歩いて行かなくてはならない
「どこに行けばいいんだっけ」
「僕ってなにをすればいいんだっけ」
そんなことを思いながら歩いている
中学生だった僕は将来大人になることを考えていなかった
ここにいる友達と過ごす日に満足していたから
気が付いたら中3になり
帰りの会で先生から
「志望校と滑り止めの高校を紙に書いて提出するように」
と言われ紙を渡された
なにをいっているんだろう
僕はそう思い
友達が書いていたのと同じ文字を書いた
僕は将来を全く理解していなかったのだ
むしろ僕だけかもしれない
何も考えていないことがどれほどの罪なのか
のちに気づくことになるのだが
今の僕は全く理解していないのだ
とある日先生に呼び出された
なんだろうと思い職員室へ行くと
「お前の学力では志望校は無理だぞ」
「志望校を変えることはできないのか?」
と言われた
僕は全く理解ができなかった
ふと帰りの会で友達の書いたものを
思い出した
「あぁそうですか」
「じゃあどうすればいいですか?」
先生は
「〇〇高校は定員割れしているし
そこならいけるんじゃないか?」
そういうと、僕は
「じゃあそこに変えます」
「...そうか」
そういうと先生はほっとした表情を見せた
「じゃ部活行ってきます」
「お前は部活引退しているだろ」
「暇なんで」
そういって僕は職員室を出た
先生の考えは信用できない
どうせあと2,3か月で別れるんだから
どうだっていいだろ
本当に心配しているのは先生自身のことなんだろう
どうせ自分の生徒に高校を落ちたという生徒が出てしまうと評価がさがるのが嫌だから別の高校を選べっていったんだろうな
僕の志望校へ行かせたいのであれば
勉強方法とかを提案するはずだ
でもべ
つに僕はどこへ行ったっていいからいい
僕のお父さんはこの時病気だった
お母さんは必至に働き家族を養っていた
お父さんの病気は
腰が悪くなる病気 つまり動くことができないのだ
仕事はしたいと言っていたが動けない
病院にもいかないといけないし
お母さんに養ってもらわないといけないという
父の威厳みたいなものを失わされている
つらかったのだろう
僕の受験前にさらに病気が重なり
亡くなってしまった