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盛り上がりとはなにか。

うちにはテレビがない。
なので、テレビを観るのは週に一度、宿直のバイトに行った時だけだ。

で、昨日のバイトで、はじめてリモートになった報道やクイズ番組を観た。出演者が枠で区切られていて、それぞれいる場所からコメントしたり、回答したりしている。

すごくヘンだった。なにがヘンなのかうまく言えないけれど、ずっと違和感がつきまとう。出ているのは芸人さんが多かったけれど「空気」をつくるプロでも、ぜんぜん盛り上がらない。観た番組のうち一つは二時間スペシャルだったけれど、30分くらいで持たない感じがした。

一人ひとりの言っていることは相当面白いはずなのに、どうしても白けてしまう。まさに「気が抜けている」みたいに。遠く離れて面白いことを言うだけでは盛り上がりはできないのだと知った。

以前こんな記事を書いたけれど、

やはり「会っている」というのは、かなりの働きを成しているということだろう。僕らが意識しないような「空気」を出し入れすることによって、笑いも盛り上がりも起きている。それはリモートのような環境では半減かそれ以上、効果が薄れていくらしい。

これからリモートならではの笑いやコミュニケーションのあり方が現れてくるかもしれないけれど、こんなふうにして「会う」ことが再認識されていくのはなんだか面白い。

今日書きたかったのは、それだけだったのだけれど、そういえばもう一つ、「距離をとりましょう」というCMが流れているのが印象に残った。「これを見て育った子どもはどうなるんだろうな」って思ったりもした。

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